10/4(日)に愛知県小牧市で行われた住民投票で新図書館計画への反対が多数を占めたとのこと。いちいちリンクを付けないけれど、CCCが関与した武雄市や海老名市の新規購入資料の惨状は8月以降ネット上でしばしば報告されていた。CCCのいい加減さおよび素人臭さはもはや誰の目にも明らかだったし、住民投票の結果は納得できるものだろう。
登場した当初は鳴り物入りだったCCCの図書館コンセプトも、わずか二館で胡散臭いものに変わってしまった。最初の武雄市図書館は旧来の図書館像を破壊するというので憎まれ、また同時に賞賛されたものだったが、続く海老名市中央図書館の方は開館したとたんに分類の滅茶苦茶さでネタにされており、可哀想というほかない。
これに関してネットで声を拾っていて意外だったのは、図書館に相応しい本があるという考えをどうやら支持しているらしい一般の人(らしき)が多かったことである。価値相対主義の立場からにせよ、別の理由(「ブックカフェなんだから本は背景、安くて表紙が綺麗ならば中身はどうでもいい」とか)にせよ、CCCの資料選択を擁護するという論陣を張る人はほとんど見かけなかった。僕は価値相対主義には批判的だが、あまりやすやすと「図書館は良書を受け入れるべき」思想を皆が受入てしまうというのもよくない気がするな。
登場した当初は鳴り物入りだったCCCの図書館コンセプトも、わずか二館で胡散臭いものに変わってしまった。最初の武雄市図書館は旧来の図書館像を破壊するというので憎まれ、また同時に賞賛されたものだったが、続く海老名市中央図書館の方は開館したとたんに分類の滅茶苦茶さでネタにされており、可哀想というほかない。
これに関してネットで声を拾っていて意外だったのは、図書館に相応しい本があるという考えをどうやら支持しているらしい一般の人(らしき)が多かったことである。価値相対主義の立場からにせよ、別の理由(「ブックカフェなんだから本は背景、安くて表紙が綺麗ならば中身はどうでもいい」とか)にせよ、CCCの資料選択を擁護するという論陣を張る人はほとんど見かけなかった。僕は価値相対主義には批判的だが、あまりやすやすと「図書館は良書を受け入れるべき」思想を皆が受入てしまうというのもよくない気がするな。