大阪市内でも久しぶりに雪が積もった今日、午後から「住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館」で開催されている「昭和レトロ家電 増田健一コレクション展」に行ってきました。12月中旬から開催されていたものの行くタイミングを逃し、最終日となった今日になってようやく出かけました。
************************** 大阪くらしの今昔館のHPより **************************
昭和30年代は白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫の「三種の神器」をはじめとする様々な家電が誕生し、家庭に普及しました。近代的な家電は私たちにとって豊かさの象徴であり、あこがれの存在でもありました。また、当時の家電のシンプルかつ丸みをおびたレトロなデザインはどこか懐かしく可愛らしいことから、その価値が見直されつつあります。
増田健一氏は20年にわたって、全国各地から昭和時代の家電を中心とした生活用品を個人で収集してきました。これまでホームページのみで公開されてきた増田氏の約500点のコレクションを本展では初めて一堂に紹介します。
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会場に入ると、丸みを帯びた懐かしく愛嬌のある家電が多数展示されていました。今でも時おりレトロな家電を見かけることはありますが、これだけ多数の現物を目にするのは初めてかもしれません。
手回しローラー式の絞り機がついた洗濯機、シンプルで単色の扇風機、赤い小型の電気ストーブ、ふとんの中に入れて使った電気あんかなどは、自宅にあったものと似ていたり自分で使った記憶があったりで、懐かしかったです。あれ?ミシンがなかったな・・・。
私は知らなかったのですが、この日はちょうど増田健一さんご本人によるギャラリートークがあり、その気さくな人柄と軽妙洒脱な語りに集まった人々は皆さん楽しそうに「そうそう」とうなずかれたり、「ほおーっ」とか「へえーっ」と感心されたりしていました。全体的にほんわかムードで良い感じ。会場内は写真撮影禁止だったのですが、詳細は増田氏ご本人のサイト”なつかし堂の昭和家電「小」博覧会”に多数掲載されていますので、そちらをご覧ください。
デザインは、丸っこくて可愛らしいものが多かったですが、モダンなものや時代の最先端の要素(ロケットなど)を取り込んだものなどもあり、ニヤリとしたり、「おおーっ」と驚いたり興味深かったです。
増田さんの解説によると、当時はまず何でも作ってみるという冒険心?があったようで、今となっては”やや”怪しげな機能や謳い文句を掲げて作ったものの、あまり売れることなく消えてしまった製品も多かったそうです。ですが、今となっては失敗作ほど味があったりするのが面白いですね。
また、会場外では「ヤンマー」(僕の名前はヤン坊・・・)、「ナショナル」(明るいナショナル・・・)などの懐かしのCMも上映されていました。藤田まことさんの「あたり前田のクラッカー」も出てきました。それにしても昔のCMはゆったりしたものが多かったですね。いつ商品の名前が出てくるのかな?と思ったり、ミゼットは車の全景が最後まで映らなかったりでビックリ!
もう少し早く見に行ってブログで宣伝したかったなあ。。。
今回、色んなものを集めてそれを残しておくことの大変さと文化的な価値の素晴らしさを実感しました。かくして、モノや本であふれかえっている我が家のスリム化がいつまで経っても進まないことになるのであった?
昭和30年代あたりのお話、品物。。なんでも大好きですもん。
あっかるぃナショナル。。 なつかしいです。
あの頃は企業名が音楽になっていること多かったですね。
「ロート ロート ロート」
おー、yumeさんも昭和30年代あたりのモノが大好きでしたか!
この頃のものは家電に限らず、可愛らしくて愛嬌があり、斬新さもあってまさにレトロモダンですね。また、洒落っ気や遊び心もあったように思うのですが、当時は真剣だったのでしょうね。そのあたりも面白いです。
そうか、”明るいナショナル”じゃなくて、”あっかるぃナショナル”ですね!
以前コメントを頂いたロート製薬のCMも ♪ ロート、ロート、ロート ロート、ロート、ロ~ト~ ロ~ト製薬~ ♪ というメロディがすっと出てきますね。シンプルで親しみやすく、すぐに覚えられる音楽が素晴らしいです。