川西市・火打の洋館その2はI邸から南の方を探したらドンピシャで、徒歩数分のところにありました(同じ2丁目です)。南の方に歩いたのは、北方面は上り坂となっており、単純にこれを嫌っただけでしたが(汗)。
一見すると、テイストはその1の洋館と異なるようにも見えますが、急勾配の屋根はよく似ています。そして、屋根瓦の模様(ライン)を見た限りでは瓦自体は同一のものと思われます。こちらのお宅の方が様々な形状の屋根を組み合わせて複雑になっていますね。また、外壁についても、こちらのお宅は外壁仕上げに幾つかのタイプがありますが、メインとなる妻(破風)部分などはやはりドイツ壁(通常のモルタルリシン仕上げかもしれません)と両者に共通点があります。建築データは不明なのですが、両者は近い時期に建てられ、設計・施工も同じである可能性があるかもしれません。また、このお宅も玄関周りにちょっと変化を持たせており、そのデザインはユニークです(これは後から手を入れられたのかも・・・)。地元ではこの2軒のお宅は有名で、常にペアで語られる存在のようです。
この日はとても寒かったのですが、素晴らしいお宅2軒を拝見することができて、気持ちはポカポカでした。寒い中を出かけた甲斐がありました。
いつもながらひろさんの住宅を探すアンテナには脱帽です。
これらはお互いに似ていますが、大正後期から昭和初期の
あめりか屋設計の洋館のような。
赤い屋根がフレア状になっていますので。
ヒントをもらったので場所はわかりそうです。
いつか見に行きます。
個人のお宅はあまり本や雑誌にも紹介されませんし、自分の足で探すには絶望的な時間がかかるので、ネットからの情報がなければ探訪は不可能ですね。その中でも、ブログ仲間の記事などが質・量ともに最大の情報源だと思います。
gipsypapaさんの情報も凄いので、今後も色々と参考にさせて頂きますよ。アンド、お互いにせっせと情報発信しましょう!
その2のお宅は確かにアメリカ屋設計の感じですね。雲雀丘花屋敷に建っていても違和感がなさそうです。そうそう、その1のご近所で少し立ち話をしたおばちゃんによると、昭和初期よりもう少し古そうなことをおっしゃられていました。ということは、大正かな?
アメリカ屋設計でその1のようなお宅もどこかに現存してましたっけ?
もうすぐブログにアップしますので、お待ちください。
こちらは由来がはっきりしています。
またレアな洋館を発見したらよろしくお願いします。
2棟あると言ったのは、単にあめりか屋の大正期の
住宅のことでした。
似ているというわけではありません。
回答&わざわざの訂正、ありがとうございます。
桜ヶ丘に行ったのは何年前だったか忘れてしまいました。
久々に歩いてみたいものですが、ブログへのアップよろしくお願い致します。待ってます。
これはまた立派な洋館ですね。
屋根の勾配の急なこと。
玄関周りがアールデコっぽくて、もともとのだとしたら、抽象化の進み具合が大正末~昭和初期かなあという、あくまで印象ですが。
住宅は情報が少なくて、行ってみないと分からないことありますが、それが大きな魅力でもありますね。プライバシーとの兼ね合いはありますが、人知れず消えていくのは惜しいので、これからも探訪したいと思います。
ご無沙汰しております。この火打の洋館その2のほうは、10年
以上前、仕事で便乗させてもらっていた車の中から見ていて、
「震災を経てもあんな洋風住宅が残っているのだ」と驚き、それ
からかなり経ってから、現地へ見に行きました。
びんみん様のおっしゃるように、あめりか屋の作品、あるいは
それらに影響を受けた建物なのでしょう。これとよく似たテイスト
のお宅が、阪急夙川駅の北西に震災まで残っておりました。
(いまから15年ほど前は、あめりか屋の商品住宅は結構、残っ
ていたみたいです)。
また、その1もあったとは驚きです。これは、大阪粉浜や岸和
田のマンサード長屋を髣髴とさせる外観ですね。(ただし、あち
らは赤瓦ではなくセメント瓦でしたが)。
この急勾配屋根、みごとでしょう。
更に下部のアールが優美な雰囲気を添え、目をひきつけます。
玄関周りはユニークだと思います。柱頭のデザインはアール・デコ調ですが、その上の波形模様との組み合わせはちょっと珍しい気もしますし。時代的には大正末~昭和初期でまず間違いなさそうですね。
住宅探訪は労多くして・・・といったことも多いのですが、素晴らしいお宅が忽然と目の前に現れたときの驚きと感動は凄いものがあります。私も迷惑にならないように気をつけながら住宅探訪を続けたいと思います。
アップ情報ありがとうございます。
今戸家住宅を見ると、かなり共通点がありますね。
私も今戸家住宅の大屋根を初めて見たときは、そのダイナミックな見せ方に驚きました。
ご無沙汰しております。
火打の洋館その2をご存知でしたか。さすがです。
>あめりか屋の作品、あるいは
>それらに影響を受けた建物なのでしょう。
これは間違いなさそうですね。
その1については、私もすぐにマンサード長屋とかアパートを思い浮かべましたが、立派な塀や生垣、お庭、玄関周りを見ると、やはり昔から1軒のお宅だったのかなとも思います。いずれにしても、とても貴重な建物であることは間違いなしです。
お久しぶりです。
あめりか屋と説明されているのは、gipsypapaさんなんです。
>gipsypapaさんへ
はじめまして。
桜ヶ丘は私も昨年訪れましたので、見に行かせていただきます。
こちらこそ初めまして。
今日はもうすぐ寝ますので、あとでゆっくりびんみんさんの
ブログを拝見させてもらいます。
私の方も見に来てください。
ひろさん、
桜ケ丘にはいろいろありますねぇ。
まだまだ関西にも隠れた洋館がありそうです。
見つけたら教えてくださいね。(笑)
仲間の輪が広がるのは嬉しいし楽しいですね。
これからもみんなでせっせと歩いて、様々な発見や感動体験を報告しあいましょう!