カサ・バトリョの続きです。
各階への採光を配慮した吹き抜けの空間が美しいです。カサ・ミラとはまた異なった雰囲気ですね。
ドアも味わいあり。
最頂部はトップライト採光になっています。
壁面は細かいところまでデザインされていて、青いタイルに涼やかさ&さわやかさを感じます。
カタルーニャ・ヴォールトのアーチが連なります。
そして屋上へ。
煙突の造形はカサ・ミラよりもおとなしめ(笑)に思えますが、こちらにはグエル公園と似た色鮮やかなモザイクタイルがかなり使われています。ただ、日射しが。。。ない。日が当たっていれば、それはそれは美しく輝いて見えたことでしょう。ということで、煙突に関しては今回はカサ・ミラの方に軍配を上げたいと思います。
↓この浮遊感も素晴らしいです。
上部から吹き抜け空間を見下ろすと、上から下にいくほど青いタイルの色が薄く&明るく、グラデーションになっているのがわかります。
ゆがんだガラスの効果もユニークです。
実はこのカサ・バトリョは改築で、カサ・ミラの中にある展示室に改築前後の模型が並べられていました。左が改築前ですが、それが右側のようになるとは!なお、その下の写真は街区の中庭側(裏側)に面した部分です。こちらも壁面が多少うねったりしているものの、デザイン的には正面側ほどの大胆さはありません。それにしても、外観とインテリアを徹底的に考え抜いたガウディの才能は凄すぎる・・・。
ここまででガウディ建築の有名どころをじっくりと4つ回り、モデルニスモ建築めぐりに関しては初日でかなり満腹感もありました。ですが、まだ夕方で時間があります。更にもう少し色々巡りましょう。