民主活動家の拘束解く 中国、13年間強制収容



2005年11月 2日 (水) 17:52

 【北京2日共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは2日、中国当局が天安門広場での抗議行動を理由に13年間精神病院に強制収容していた民主活動家、王万星氏(56)について、今年8月中旬に拘束を解き、ドイツに出国させていたと発表した。

同団体は、王氏の出国は、アーバー国連人権高等弁務官による8月末の初訪中前だったと指摘しており、弁務官訪中に配慮した可能性がある。

同団体によると、王氏が収容されていたのは国家安全省に属する北京の病院。同様の施設が全国約25都市にあり、北京だけで政治犯約3000人を収容。収容期間は平均5年だが、20年に及ぶ者もいる。

ヒジャイの意見
 中国が共産党独裁国家であることは常に念頭に置かなければならない。中国は民主主義社会ではないし、表現の自由がない。インターネットも国家の意に反することを書けば閉鎖される。
 日本への批判さえも国家の調整が入る。そして多くの民主活動家がいまだ国家に拘束されているのだ。そのことを私たちは忘れてはならない。

 中国による小泉首相の靖国批判が中国国民全体の意見を反映していると思うのは間違いである。それは中国共産党の意見であり、小泉首相が構造改革により日本の民営化を進めていること、軍国主義復古に無縁であることは明確であるのに靖国参拝だけを取り上げて軍国主義復古に傾倒していると非難するのはお門違いである。

 私は小泉首相の靖国参拝には反対である。というより興味がない。参拝しようとしまいと小泉首相の政治姿勢とは関係ないと私は考える。小泉首相が問われるのは政治姿勢と政治行動であり、日本を民主主義社会へと構造改革するかしないかである。

 民にできることは民に地方にできることは地方にという三位一体、構造改革は中央集権とは逆の政治姿勢であり軍国主義とも逆の政治である。靖国参拝をことさら重要視する中国の政治姿勢の方が変である。子供じみている。

 中国の靖国参拝を嘲笑するように小泉首相は官房長官に安部氏、外務大臣に麻生氏を任命した。これは中国の靖国参拝非難に屈しないということを宣言したようなものだ。それは正解である。

 政治問題にするには余りにも微々たるもので靖国参拝を理由に政治交流を拒む中国の方が窮地に陥るのは目に見えている。韓国は靖国参拝を非難しんがらも政治交流はやっていくだろう。
 中国の首脳は頭を抱えているだろう。

    
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