波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

「ヌートリアに逢いたい!」佐鳴湖編

2018-09-08 00:44:50 | 探求シリーズ
こんばんは、白黒茶々です。
ヌートリアは、ネズミ目ヌートリア科に属する哺乳動物で、原産地は南米となります。



水辺に住んでいることから、沼狸などの別称があります。カピバラに似ていて、愛くるしい姿をしているのですけど、本来分布していない日本でも繁殖し、農作物への被害や在来の生態系の破壊を伴うことから、特定外来生物に指定され、駆除の対象となっています。
そのヌートリアが、最近は浜名湖を通り越して、伊場遺跡のすぐ近くを流れる堀留運河や、佐鳴湖でも目撃されたというのですよ も、そのヌーさんに逢ってみたい



………ということで、私たちは佐鳴湖にやって来ました 実は私がワンコを連れてこちらを訪れるのは数年ぶりで、波にとっては初めてとなります。外周が5,5kmもあってかなり広いのですけど、以前にも散策したことがある西岸から攻めていくようにします。



まずは、その湖岸を歩いていってみます。 なんかこの段階から、ヌートリアがいそうな気配がしていましたよ。 それから間もなくして………



私たちの目の前を、カニが横切りました。彼らは湖岸のすぐ近くに穴を掘って住んでいるみたいですね。そんな彼らに波ちゃも興味津々のご様子ですけど、それ以上近付いたら、ウケを狙ったワケではなくても「(ハサミで鼻を)挟まれた~ 」というギャグになってしまいますよ。



さすがに暑くなってきたので、園内にある「あづまや」でひと休み。 お波さん、ヨダレがスゴい……… って、危うく前回の日記の再現VTRになるところでした。 この波ちゃは後ろ足が真横に開いているのですけど、決してヨガのポーズを意識しているというワケではありませんよ。
ここまでは私の直感を頼りにして捜索してきたのですけど、ヌートリアはおろか、足跡や糞といった彼らの痕跡さえも見つかっていません。 なので、作戦を練り直すことにしましょう。佐鳴湖とはいってもあまりにも広いので、その全域を探し歩くのはさすがに厳しいです。それならば、多くの目撃情報がある場所を重点的に探せば、きっと見つかるハズです そのような流れで、私がはじき出した場所は……… 「あずまや」から約500m先の、佐鳴湖の西岸中央を西に入っていったところにある、根川湿地というところでした。



………ということで、やって来ましたよ こちらは人工的に造られた湿地帯で、葦などの植物が生育していて、佐鳴湖の水質浄化に一役買っているそうです。 さらにそこにはボードウォークも設置されているので、湿地の中心までグイグイと入っていくことができます。すると、そこで私は水面で動くものを見つけたのです
「あっ あれは………」
そこで、私たちが目にしたものは………



ミシシッピアカミミガメでした。いわゆるミドリガメが成長したもので、ヌートリアと同じ特定外来生物ではあるのですけど、本命とはあまりにもかけ離れています。 気を取り直して、湿地をくまなく探していったら………



今度は、ウシガエルがいました。それにしても、先ほどのカメより大きい ウシガエルは、食用としてアメリカから輸入されたという経緯があることから、食用ガエルとも呼ばれています。 私も小さい頃に、親に連れられて入った炉ばた焼きのお店で、このウシガエルのモモ肉の唐揚げを食べたことがあるのですよ。淡白で鶏肉に似ていて美味しかったのですけど、食べるところが少なかったことはよく覚えています。 あとで調べてみたら、ウシガエルまでもが日本在来の生態系を荒らす特定外来生物となっているというではありませんか なので、ミシシッピアカミミガメやウシガエルを捕獲された方は、再びもとの池や沼などに放したりしないで、うまく調理して食べるなりしてくださいませ。



そういえば、ヌートリアも食べられないこともないみたいで、実際に中国の広東料理にもあるそうです。 しかし、私がそのヌートリアを捕獲&精肉して、箔母さんに「晩御飯の食材にどうぞ」と差し出しても、喜んでもらえないと思います。
いや、今回は食べるつもりはありません とにかく、この日にひと目逢うことができるだけで充分です。その後も粘り強く探してみたのですけど、波のヌートリアセンサーは1度も作動しませんでした。



話の流れからとはいっても、食べる妄想をしたのがいけなかったのでしょうか? いや、私の作戦に問題があったのかも知れません。波の獲物センサー(名前が変わっているような………)という強力な装備がありながらも……… 彼女は、私が言うのもナンですけど、カワイイ顔をしていながらも野生的で、最近は猫の銀ちゃに闘いを挑んだり、私が止める間もなくセミを捕食したりするのですよ。 たぶん、前世は獣系の生き物だったと思われます。
※犬なので、現世も獣系なのでは?(編集部注)
しかし、この野獣ちゃんは狩猟願望はあるものの、スズメやハトを狙っても逃げられたり、銀姉さんには返り討ちに遭ったり、………と、戦闘には向いていません。 つい、波ちゃの弱点(?)まで暴露してしまいましたけど、いつか彼女とヌートリアのご対面が実現することを願っています。


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2 コメント

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Unknown (もちた)
2018-09-15 00:36:30
こんばんは!
ヌートリア初めて聞きました。
カピバラみたいで可愛いですが逢えなくて残念でしたね(T_T)
しかし波ちゃはたくさんお散歩出来て喜んだのでは?もう少ししたら涼しくなっておヨダレなしのお散歩(笑)も出来るからあとちょっとの辛抱ですね~(*^^*)
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もちたさん♪ (白黒茶々)
2018-09-15 08:19:25
もちたさん、おはようございます~
ヌートリアは、私の中ではカピバラと同じ癒し系なのですけど、日本の自然界にはいてはならない特定外来生物でもあるのですよね。 そんな彼らと、私と波は逢ってみたかったのですけど、叶わず………

それでも、波と一緒に長いお散歩をするのに、いいきっかけとなりました。 さらにこれからの時季は、ヨダレに悩まされることなくお出かけできることに期待します。
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