波と狛のつれづれ日記

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「最後から二番目の恋」をめぐる(鎌倉湘南オフその3)

2012-12-05 00:01:17 | ワンコイベントの類
こんばんは、白黒茶々です。
突然ですけど「最後から二番目の恋」とは……… 私も含めて、そのドラマを観たことがない方のためにも、簡単に説明させていただきます。
古都鎌倉を舞台とした、45歳独身女性と50歳独身男が繰り広げる恋愛青春劇で、今年の春にフジテレビ系で放送されました。テーマというか、名ゼリフは「大人って、淋しすぎると笑っちゃう」
吉野千明(小泉今日子)は、テレビ局に勤務する敏腕プロデューサー。長倉和平(中井貴一)は、鎌倉市役所観光推進課課長。
他の出演者は、飯島直子、内田有紀、坂口憲二、益若つばさ、松尾諭、などなどでした。

前回の最後から二番目の文章で予告した通り、今回は鎌倉市の長谷のあたりを中心に、そのドラマのロケ地をめぐってみます。 とはいっても、私はそのドラマを観ていないので、多少ズレるかも知れませんけど、そのあたりは多目に見てやってくださいませ。 それよりも、「ロケ地めぐりの予告は、最後から三番目の文章なのでは?」ですって?失礼いたしました。



箔を含めた白ふわ一行は、大通りの混雑を避けて長谷寺の脇道を抜けていきました。 それから間もなくして………



御霊神社にたどり着きました。こちらの神社は、平安時代後期に創建されたと云われています。



その平安時代に、この地域の開発領主だった、鎌倉権五郎景政が祀られているとのこと。その神社の前には、権五郎景政……… じゃなくて、景虎さんがレオン君フクちゃんととも佇んでいました。



その向かいには、ラック君エルちゃんティアラちゃんジュエルちゃんの4スピを伴ったエルママさんの姿が。



こちらの神社は、歴史や建物よりも、江ノ電がその真ん前を通ることで知られていますよね。 その江ノ電は、上下線を含めておよそ6分間隔で通過し、さらにその直前には必ず遮断機が鳴って予告くれるので、「江ノ電、御霊神社ノ前ヲ通過スルノ図」は撮りやすいのです。



その踏み切りは、外側から見たほうが分かりやすいでしょう。 こちらから神社に行くには、緩い坂道を上り、階段をあがってから踏み切りを横切る順番になります。



次の目的地に向かう途中で、有名な力餅家のところを通りました。こちらのお店では、つきたてのあんこ餅がウリということもあって、餅のいい匂いが外にまで立ちこめていました。 しかし、行列ができていたので、今回はスルーしました。



そして私たちは、成就院に行き着きました。こちらのお寺は、承久元年(1219年)に、三代執権の北条泰時が創建したそうです。



また、本尊に不動明王を祀っているとのこと。せっかくなので、こちらも参拝しておきましょう。 こちらのお寺は、歴史や建築物にも深いところがあるのですけど………



そこに至るまでの坂道から見た、由比ヶ浜の風景のほうが有名かも知れません。 これが初夏の頃になると、道の両側にアジサイの花がいい具合に咲いて、たくさんの人が押し寄せるのですよ。



さらに私たち一行は、極楽寺の前まで来ました。茅葺きの山門が印象的なこちらのお寺は、正元元年(1259年)に、北条重時が伽藍を整えたそうです。ちなみに、本尊に釈迦如来を祀っています。

極楽寺は、江ノ電の極楽寺駅からほど近いところにあって、そこに続く路地も「最後から二番目の恋」のロケに使われたそうです。 また、その近くにある地蔵堂が、毎回そのドラマのエンディングに出てくるというのを私が知ったのも、あとになってからのこと。そうとは知らずに、私は写真も撮らずに、そこの縁側に腰掛けて休憩していました。



それでも、極楽寺駅のほうはスルーしませんでしたよ こちらの駅はこじんまりとはしているのですけど、けっこう味があって、「日本の駅100選」にも登録されているそうです。



今回のオフ会は、いちおうここで締めとなるので、その駅舎をバックにして集合写真を撮っておきましょう。 その後、私たちはその駅から江ノ電に乗り込んだのですけど、車内は行きのとき以上に混んでいて、おしくらまんじゅう状態でした。 ただし、そのままお帰りではないのですよ。先ほど「いちおう」といったのは、まだ寄るところがあったからです。



私たちは江ノ電で鎌倉駅まで行き、そこから歩いて最後から二番目の、いや、一番目の目的地を目指しました。 商店街は混んでいるので、一直線に延びる鶴岡八幡宮の参道を通り、境内の脇に入ってさらに北の方向に歩いていきました。そのようにして、たどり着いた先には………



建長寺がありました。 こちらのお寺も、鎌倉を代表する有名な観光名所ですよね。ちなみに、建長5年(1253年)に、五代執権の北条時頼が開基、蘭渓道隆が開山し、地蔵菩薩を祀っているとのこと。



こちらの重厚感のある三門は、安永4年(1775年)建立され、現在は国の重要文化財に指定されています。



唐門は正保4年(1647年)、仏殿とともに東京芝の増上寺から移築されたそうです。一昨年前の鎌倉湘南オフで私が訪れたときには素屋根に覆われていたのですけど、平成23年(2011年)に修理が完了したみたいですね。 ちなみにこちらも、重要文化財であります。金ピカのきれいなトコに、エルママさん一行がいたので、お写真を撮らせていただきま~す



それから、茅葺き屋根の鐘楼にぶら下がっている梵鐘は、国宝に指定されているとのこと。 つい建長寺のほうも堪能してしまいましたけど、実はこちらでは違う目的があったのです。
この鐘楼の裏手に続いている坂を上っていったところには、百妹ちゃんの飼い主で、今年の6月に亡くなられたモモママさんのお墓があります。

モモママさんは鎌倉湘南オフには毎回参加されていて、昨年は私・たつぴ・箔の白黒茶々家の男衆は、彼女に江の島を案内していただきました。私とたつぴがその岩屋を見学している間は、箔のリードを預かってもらい、彼のブンブンを見ながら私たちが出てくるのを待っていてくださいました。また、スピクラ展にも毎回出陳されていて、私たちが関東方面に行けば、必ずといっていいほどお逢いすることができました。いやそれよりも、ブログのほうではかなり前から交流させていただいたのですけど……… 彼女との思い出は、尽きません。

みんなで交代しながらモモママさんのお墓参りをしている間、箔は線香のけむりになぜかブンブンしていました。モモママさん、久しぶりに彼のブンブンを見ていただけたでしょうか?



建長寺を出たら、今回の鎌倉湘南オフは仕舞いとなります。あとは最寄りの北鎌倉駅まで歩いていき、そこから帰りの列車に乗るだけです。駅の向かいにある、円覚寺の山門前の紅葉がとてもきれいだったのに、またしてもやってしまいました。その時の私は「箔、北鎌倉駅ニ到着スルノ図」を撮ることしか頭になくて、いい風景を撮り逃してしまいました。



あとは約4時間半、帰りの列車に揺られるだけなのですけど、私とたつぴは途中の小田原駅で「きのこと栗のもっちもっちおこわ」なる駅弁を買いました。 東華軒が製造&販売するこちらの弁当は、底から伸びているヒモを引き抜くと、5,6分で温まり、あつあつの状態で食べられるという優れものなのですよ。 季節の具材がおこわと合わさって、たいへん美味しうございました。

秋の鎌倉は、私たちが想像していた以上に混んでいました。ひょっとしたら「最後から二番目の恋」効果が、それに拍車をかけていたのかも知れませんね。 それでも、HALママさんの誘導などがあったおかげで、その間をかいくぐって、充分に堪能することができました。 また、モモママさんを偲ぶこともできましたし。
HALママさん、このイベントを企画&準備&案内してくださり、ありがとうございました。 それからその日、ご一緒してくださった皆さんも、ありがとうございました。 来年の開催を、今から楽しみにしています。


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コメント (4)
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