こんばんは、白黒茶々です。
突然ですけど、皆さまは何がきっかけでアニメの作品を観るようになられたでしょうか? 私の場合は、キャラクターの絵のタッチが自分好みで、入り込みやすかった場合が多いです。
昨年の7月から9月にかけて放送された夏アニメの中には、ぽむさん原作の「先輩はおとこのこ(略して『ぱいのこ』)」というものがありました。
その主人公は、セーラー服がよく似合うロングヘアーの花岡まこと(CV: 梅田修一朗)という女の子……… と思いきや、実はタイトルの通り男の子が女装していたのですよ
ただし、性同一性障害のような難しいテーマではなく、彼は男性なのですけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送っています。
そんなまことに恋をする、元気いっぱいの後輩・蒼井咲(CV: 関根明良)と、まことを近くで見守り続けてきた、幼馴染の大我竜二(CV: 内田雄馬)の3人を中心にして、物語は展開していきます。
そんな「ぱいのこ」が………
映画化されて、2月14日から公開されているのですよ そのタイトルはズバリ「先輩はおとこのこ あめのち晴れ」
アニメの作品を映画にするのには、番外編のオリジナルや、本編をダイジェストに編集した総集編などがあるのですけど、「ぱいのこ」は本編の続きを映画で完結させるというパターンでした。
映画会社の策略というか、商魂たくましいというか、相手の思うツボなのですけど、私は「ぱいのこ」が好きで、作品の続きも気になるので、自らその罠(?)にハマることにしました。
………ということで、やって来ましたよ 県境を越えた隣町の豊橋市にある、ユナイテッドシネマ豊橋18に。
ちなみに日にちは2月20日の木曜日。 私にとっては、今年初めての映画観賞となります。
上映まで35分と、微妙な時間なのですけど………
途中でお腹が空くのはイヤなので、マクドナルドで腹ごしらえをしていくことにしました。 とはいっても、チキンフィレオのセットのポテトは食べてもなかなか減らないLサイズで、コーヒーはMサイズにしました。
あ、それでもその前段階でモバイルオーダーを使ったら、待たされることなく、これらのメニューにありつくことができました。
全てを平らげたら、いよいよ映画館に入りますよ
その入口で、映画「ぱいのこ」の特典をもらうことができました 公開1週目となるこの日は、ぽむさんが描き下ろしたオリジナルの短編マンガと、ステッカーでした。
無くなり次第終了だったのですけど、間に合ってよかったです。
私が入ったスクリーンは150人程を収容する規模だったのですけど、割引デーでもない平日の夜だったからでしょうか? 私も含めて3人しかいませんでした。 ある意味、贅沢な空間ということに。
そうしたら、皆さまにも映画館の雰囲気を味わっていただきたいので、いつものごとくこれから(※この日以降に)公開される予定の作品を、予告編のようにして紹介いたします。
まずは「知らないカノジョ」です 大学時代に小説家志望だった神林リク(中島健人)は、ミュージシャンを目指す前園ミナミ(milet)と出会いました。
2人は互いに一目惚れして結婚。
8年後、リクは超人気のベストセラー作家となったのですけど、ミナミは志半ばで夢を諦めていました。
そんなある日のこと、ミナミとケンカした翌朝にリクが目覚めると、なぜかミナミは大スターとなっていました。
一方のリクは小説家ではなく、いち編集者という世界に
さらに2人は出会ってもいなかったのでした
困惑するリクは元の世界を取り戻そうと奔走し、なんとかミナミに近付こうとするのですけど、彼女の隣にはなんと、他に愛する人が………
最近のアニメやドラマでは、転生やパラレルワールドものが流行っているのですけど、この作品は後者のほうですね。 ただし、そのようなものは異世界でもがき苦しみながらも、必ずといっていいほど元の世界に戻ってくるので、リクとミナミも行きっぱなしになることはないと思います。
そんな「知らないカノジョ」は、2月28日から上映されています。
次は、ドラえもん「のび太の絵世界物語」にございます 数十億円の価値がある絵画が発見されたというニュースを横目に、のび太(CV: 大原めぐみ)は夏休みの宿題である絵に取り組んでいました。
そんな彼の前に、突然絵の切れ端が落ちてきました。
ドラえもん(CV: 水田わさび)のひみつ道具「はいりこみライト」を使って絵の中に入って探検していると、不思議な少女・クレア(CV: 和多田美咲)と出会います。
彼女の頼みを受けて、「アートリア公国」を目指すドラえもんたちだったのですけど、そこはなんと、ニュースで話題の絵画に描かれた、中世ヨーロッパの世界だったのです
そしてその世界には「アートリアブルー」という幻の宝石がどこかに眠っているとのこと。 絵の中の世界「アートリア公国」とは一体、何なのでしょうか?
幻の宝石のひみつを探るドラえもんたち。
しかし、「アートリア公国」に伝わる“世界滅亡”の伝説が蘇ってしまい、大ピンチに
果たして、のび太たちは伝説を打ち破り、世界を救うことができるのでしょうか
う〜む……… またしてもパラレルワールドものですね。
それよりも、昨年の映画は音楽がモチーフだったのですけど、今回は絵画ということに。
そうしたら、来年は書道でしょうか?
それはさておき、前回に続いて今回も過去の作品のリメイクではなく、オリジナルの話みたいです。
それからドラえもん映画といえば、芸人がゲスト出演するのがお約束となりつつあります。
ちなみに「絵世界物語」では、サンドウィッチマンの伊達みきおさんがアートリアの王様、富澤たけしさんが評論家の役をそれぞれ担っています。
あと、今作のオリジナルキャラクターのクレアの立ち振る舞いも、気になりますね。
そんな映画ドラえもん「のび太の絵世界物語」は、3月7日から公開が始まります
以前は、注意喚起の「ノーモア映画泥棒」が出てきたら本編が始まる合図となっていたのですけど、そこから先が長くなったような気がします。 それよりも、ビデオカメラ男を捕獲するパトランプ男の頭は被りものでしょうか? それとも、もともとそのようなヒトなのでしょうか?
とかなんとか言っているうちに、映画「先輩はおとこのこ あめのち晴れ」が始まりました
映画版は多少のイントロダクションはあるももの、アニメの12話の続きから入っていきます。 そのアニメのほうを観ていなかったり知らなかったりする方のためにも、まずはその作品の登場人物の主要な3人を紹介します。
花岡まこと(CV: 梅田修一朗)は、可愛いものが大好きな高校3年生です。 学校では女の子の格好をして過ごしていて、女の子と勘違いしたままの咲に告白をされてしまいます。
可愛いものが好きなことは母・美香(CV: 中原麻衣)には隠していたのですけど、父・孝浩(CV: 四宮豪)や竜二たち周囲の協力によって、打ちとけていきました。
まことは理解者の父の計らいで、女装などが容認される高校に通っています。 ただし、母や周囲の人の目をおもんぱかって、通学時や学校以外のところでは、男の子の格好をしています。
蒼井咲(CV: 関根明良)は、まことや竜二と同じ学校に通う、高校2年生です。 まことを女の子と勘違いしたまま告白するのですけど、男の子だとわかってもその気持ちは変わりませんでした。
天真爛漫な性格で、誰とでも仲良くなれる子です。
その一方で、実は両親と離れて育ったことにより孤独を抱えていて、「特別」を探しています。 それから、今は身体に不安を抱える祖母・雅子(CV: さとうあい)と2人で暮らしています。
大我竜二(CV: 内田雄馬)は高校3年生で、まことの幼稚園からの幼馴染でもあります。 まことに近付いてきた咲を、からかっているだけなのでは?
と、警戒していたのですけど、現在はまことと咲の2人の良き理解者となっています。
耳にピアスを開け、ぶっきらぼうなようでも、実は成績は優秀で学年でトップ そんな竜二のことを咲は信頼し、「師匠」と呼んでいます。
それぞれが悩みと向きあい、少しずつ変化していく中で、学校は春休みに入ります。 咲はハワイに住んでいる父・裕司(CV: 村井雄治)のもとに向かうのですけど、そこで彼から「一緒に暮らさないか?」と持ちかけられました。
さらに、彼と離婚して家を出ていった母・千尋(CV: いしかわひとみ)からも、同居することを提案されて。
自分を“特別”に思っている人は誰なのか、咲は思いを巡らせるのでした。
映画のほうの「ぱいのこ」は、咲を中心にして話が展開していき、彼女の想いや悩みが丁寧に描かれています。 両親の離婚もあって、彼女は自分がしたいことを口にしたことがないというのですけど………
上映時間は広告や注意喚起などの映像も含めて1時間35分だけだったので、私は「またしても中途半端なところでぶった切られて『映画の第2弾に続く 』なんて言わないか
」なんてことを気にしながら観ていました。
実際にはきれいに完結していて、サブタイトルの「あめのち晴れ」の通り、観ているほうの気分をスカッとさせてくれました。
話の展開やバランスもよかったからなのか、上映時間の短さや物足りなさは感じられませんでしたし。
それから、映画「ぱいのこ」のパンフレットはノートのようなデザインで、斬新かつオシャレでした。 気になるその中身は………
登場人物が実際に書いたような自己紹介や………
キャラクターへのインタビューがLINEのようになっていました。 実際に答えたのはその役をやった声優さんなのですけど、まことたちが実在しているように感じられます。
そんな映画「先輩はおとこのこ あめのち晴れ」は3月5日現在でも上映されているのですけど、映画館での本数がかなり減らされています。 また、来場者への新たな特典も用意されているので、気になられた方は劇場まで猛ダッシュしてくださいませ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます