こんばんは、白黒茶々です。
昭和の頃に少年や少女だった方たちは「東映まんがまつり」というワードを聞いたら、条件反射的に血湧き肉躍ることと思います。 昔は学校が春休みや夏休みになる時季に、映画会社の東映は子供向けのアニメ映画を数本まとめて劇場で公開していました。
それは昭和30年代の末頃から、昭和が終わるまで続きました。
そんな「まんがまつり」全盛期の昭和55年(1980年)に、ドラえもん映画の第1作目となる「のび太の恐竜」が公開されました。
実は私は親にお願いして、その作品を観に連れていってもらったのですよ
それから45年の節目となる、今年の3月7日から………
映画ドラえもん「のび太の絵世界物語」の上映が始まりました シリーズ45周年の記念作品で、ドラえもん映画としては通算44作目となります。
昨年は音楽をモチーフにしていたのですけど、今回は絵画みたいですね。
ドラえもんの道具で不思議な絵に入り、そこから冒険が始まるのですけど、今回の作品は過去作のリメイクではなく、オリジナルみたいです。
それよりも、この映画のオリジナルキャラクターのクレア(CV: 和多田美咲)がスゴく可愛い
彼女が動くところを観たいですし、私はふたつ返事(?)で映画ドラえもん「のび太の絵世界物語」を観に行くことにしました。
ハアハア……… というワケで、県境を越えた隣町の豊橋市にあるユナイテッドシネマ豊橋18にやって来ましたよ
ドラえもん映画は20時40分からで、前回の映画「先輩はおとこのこ あめのち晴れ」よりは余裕があったハズなのに、職場から帰ってきてから家で居眠り&寝過ごしてしまいました。
こちらに到着から上映開始まで25分しかないのですけど、大急ぎでチケットを買って………
観賞中にお腹が空くのはイヤなので、マクドナルドのセットをかき込みましょう てりやきチキンフィレオと、LサイズにしたかったポテトはМサイズに。
それから熱々のコーヒーは飲むのに時間がかかるので、コーラにしました。
さらに猛ダッシュで売店でパンフレットを買って、スクリーンに駆け込みました。
開始時間から4分程過ぎていましたけど、映画のほうはまだ準備の段階でした。
私が席に就いて息も整ってきたことですし、いつものごとくこれから公開される作品を予告編のようにして、皆さまにご紹介いたします。
まずは、名探偵コナン「隻眼の残像」です 長野県・八ヶ岳連峰未宝岳でのこと。
長野県警の大和敢助(CV: 高田裕司)がその雪山で「ある男」を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に入りました。
気を取られた瞬間、「ある男」が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生
そのまま敢助を飲み込んでしまいます。
それから10ヶ月後。 国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣(CV: 小清水亜美)が現場へ駆けつけました。
事情聴取のさなか、天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだしたのです
その夜、 毛利探偵事務所に、小五郎(CV: 小山力也)の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入りました。 未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査していて、事件ファイルに小五郎の名前があったというのでした。
後日会う約束を交わした小五郎に、コナン(CV: 高山みなみ)も付いていったのですけど、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然銃声が響き渡って………
氷雪吹き荒れる山岳で、白い闇(ホワイトアウトミステリー)の幕が切って落とされるー
コナン君映画といえば、毎回斬新でオシャレなタイトルにやられるのですけど、今回は「残像」と書いて「フラッシュバック」と読ませるのが、まさにバキューン ものです
それから、今回の映画のモデル地となった未宝岳がどこにあるか気になったので、調べてみたら……… どこにもないじゃないですか
架空の山ということなら、いつもの映画のごとく破壊しても構いませんよ。
あと、タイトルからして隻眼の大和敢助が主体となって物語が展開していくと思いきや、予告の映像では毛利小五郎がかなり目立っていました。
そんな映画名探偵コナン「隻眼の残像」は、4月18日から公開されます。
次は「パディントン 消えた黄金郷の秘宝」であります!クマだけど、中身はとっても紳士。 英国のユーモアにあふれ、エリザベス女王ともお友達。
悪には毅然と立ち向かい、その小さな身体で全世界を愛と幸せで満たすパディントン(日本語吹き替え: 松坂桃李)が遂に帰ってきます
ロンドンでブラウン一家と平和に暮らしていたパディントンのもとに、故郷から1通の手紙が届きました。
「育ての親のルーシーおばさんの元気がない」というのでした。
パディントンとブラウン一家がペルーへ行くと、ルーシーおばさんは失踪、里帰りは一転して、彼女を探す冒険へと変わりました。
ところが、都会暮らしに慣れて野生の勘を失ったパディントンは、次々と大ピンチに遭遇してしまいます。
さらにブラウン一家との家族の絆も試されることに。
果たして、彼らはルーシーおばさんを見つけることができるのでしょうか?
そして、パディントンを待ち受ける「消えた黄金郷の秘密」とは?
パディントン映画としては、3作目となります。 今回の話の概要やパディントンの立ち振る舞いからして、観ているほうまでハラハラさせそうですけど、最後にはみんなを幸せにしつつ、丸く収まるのですよね。
それから、CGアニメということもあって、目のツヤや毛のもふもふ感などから、パディントンはホンモノのクマと思えるぐらいかなりリアルです。
ただし、帽子や上着を身に着けていても、下半身は裸……… いや、ケモノにはその表現は当てはまらないかも。
とにかく、映画「パディントン 消えた黄金郷の秘宝」は5月9日から上映されます。
映画館ではお約束の「ノーモア映画泥棒」は必ずどこかに出てくるのですけど、出演者や話の展開はずっと同じままです。 言いたいことが同じならば、いきなり2Dアニメにして、観ているほうをあっ
といわせてみてはいかがでしょうか?
………なんてことを私が妄想しているうちに、映画ドラえもん「のび太の絵世界物語」の本編が始まりました。
のび太(CV: 大原めぐみ)は夏休みに、絵を描く宿題を出されました。 パパ(CV: 松本保典)をモデルにして一生懸命取り組んでいたのですけど、なかなか上手く描けませんでした。 そうしているうちに、彼の頭上に1枚の絵の切れ端が落ちてきたのです
そこで、はいりこみライトという、絵の中に入り込んだり描かれた絵を実体化させたりすることができるドラえもん(CV: 水田わさび)のひみつ道具を使ってその絵に入ってみることに。 すると、ドラえもんたちは絵に描かれていた謎の少女・クレアと小悪魔のチャイ(CV: 久野美咲)に遭遇しました。
しかし、最初は言葉が通じなくてコミュニケーションが取れないというのが、ドラえもん映画のお約束なのですよね。
そのような場合に役立つのは、ほんやくコンニャク
私は毎回思うのですけど、このコンニャクはどのくらいの量を食べれば効果が出るのでしょうか?
それと、その効能はいつまで続くのでしょうか?
それはさておき、クレアは「アートリア公国」というところを探していると言うので、ドラえもんたちはクレアの手助けをすることを決めます。
しかし、その国は13世紀にヨーロッパにあったとされる幻の国だったのです
ドラえもんたちは、クレアと出会った絵を通って、中世のヨーロッパに入っていきました。
そこでクレアの幼馴染みで画家を目指す少年・マイロ(CV: 種﨑敦美)と出逢って、友達になります。 そして、水を原料に様々なものを作り出せるひみつ道具の水加工用ふりかけと水ビル建築機を使って、マイロのアトリエの横に自分たちの城を建てて、しばらくアートリア公国で過ごすことにしました。
やがて、クレアを無事にアートリア城に送り届けることに成功したドラえもんたちは、安心して現実世界の戻ったのですけど、その後アートリア城では、クレアの偽物が現れたり、絵が盗まれたりと問題が発生していました。 クレアから助けを求められて、ドラえもんたちは再びアートリア公国へと向かうことに。
するとクレアの偽物が城でやりたい放題やっていたり、いつの間にかアートリア公国にやって来ていたスネ夫(CV: 関智一)とジャイアン(CV: 木村昴)が投獄されたりと、大変な状況に。 スネ夫とジャイアンは、見る角度によって色が変わるという幻の宝石「アートリアブルー」を探す為にドラえもんに内緒でアートリア公国にやって来ていたのでした。
さらに、マイロの知り合いだという美術商人・パル(CV: 鈴鹿央士)や王様お抱えの道化師・ソドロ(CV: 山路和弘)など怪しい人物が次々と登場 クレアの偽物や絵画泥棒は誰なのでしょうか?
さらに、死刑場にまで連れて行かれたスネ夫とジャイアンを、どのようにして助けるのでしょうか?
残されたドラえもんとのび太、そしてしずか(CV: かかずゆみ)の3人は、クレアとマイロ、さらにチャイにも協力してもらってたくさんの謎や問題を解決する為に奔走するのですけど、彼らはさらなる危機に陥ることに。 果たして、ドラえもんたちの運命は………
今回の作品では、はいりこみライトというドラえもんのひみつ道具が重要な役割りを果たしています。 そういうこともあって、物語の冒頭からドラえもんたちは世界の名画の中に出入りして、その作品の世界観を味わっていきました。
しかも絵の中に入ると、みんなして姿かたちがその画風になるのですよ
厶ンクの「叫び」は、皆さまもおおよそ想像できると思うのですけど………
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」では、ジャイアンがその女性と入れ替わっていました。 しかも、注いでいるのは牛乳ではなくて、紫色でおどろおどろしいジャイアンシチューときたもんだ
さらに驚く一行の中に、本来その役を担うべき女性もいますし。
あと、彼らは葛飾北斎の絵にも入ったりしました。
そのあとも話はテンポよく展開していき、観ているほうも自然と引き込まれていきました。 しかも、私が予想していたのとは違っていたのですけど、そちらのほうがよかったですし。
さらに終盤には、肝心カナメのドラえもんまで伝説の悪魔イゼールによって色を奪われ石化してしまうのですけど、意外な方法で解決することに。
それから「のび太さんのエッチ 」と並ぶほどの名ゼリフ(?)の「ぼくはタヌキじゃない
」が作品のどこかに出てくるので、よろしかったらそのことを意識しながらご観賞くださいませ。
のび太は絵を描くのがニガテで、下手なことを恥じています。 そんなのび太に、絵が得意な彼のパパとマイロは「絵は上手いとか下手とかではない、大事なのは………」と助言するのですけど……… 次の句をここで言っちゃっても、いいでしょうか?
私が聞いても名言なので、皆さまにもお伝えします。
彼らがのび太に伝えたかったことは「大好きな人のことを思って描いてるのがいい絵なんだ」でした。
そのようにしてのび太が描いたのが、この絵であります。 正直言って上手いとはいえないのですけど、この絵は物語の終盤で重要な役割りを果たします。
温かくもあり、終盤の過程を見てからは私にはスゴくいい絵に思えてきました。
あと、エンドロールのあとにはいつものように、来年春に公開される予定のドラえもん映画のヒントとなる映像が流れました。
気になるその内容は……… ドラえもんは海の中にいて、イルカと一緒に泳いだり、サメに追いかけられたりしました。
さらに、クジラが出てきたりも。 どうやら、海をテーマにした作品となりそうですね。
そうそう、以前のドラえもん映画の来場者特典はオリジナルのゼンマイカーだったのですけど、最近は小冊子が定番になりつつあります。 気になる中身は、映画に出てきたひみつ道具の原作マンガでのエピソードや登場人物の紹介、絵かき歌、壁紙プレゼント、………などでした。
今回の映画の観賞を終えてから、私は特設の撮影スポットで自撮りしたのですけど………
子供向けのサイズで作られているからでしょうか? のび太やマイロ、クレアなどの登場人物が隠れてしまいました。
それならば………
背をかがめ(正座)て肩をすぼめて身を小さくしたら、なんとかみんなと写ることができました。 しかし、私だけ懺悔しているように見えてしまいます。
そんな私は観賞後の第一声で「こうなったら、また観に行かなければ
」と言っていました。
※それは途中で寝てしまったり、意識朦朧としていて、映画の内容をほとんど覚えていないということでしょうか?(編集部の懸念)
いえいえ、私のなかでのドラえもん映画ではトップに入るほどの名作だったので、1回だけでは惜しいのです。 ただ、1つだけ残念なことが。
その日は350人規模のスクリーンに入ったのですけど、観客は私も含めて2人しかいませんでした。
平日の遅い時間とはいえ、いい作品なのでたくさんの人たちと映画にかける想いを共有したかったです。
そんな映画ドラえもん「のび太の絵世界物語」は大ヒット上映中なので、気になられた方は是非映画館に足をお運びくださいませ。
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