波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

赤レンガの邸宅とお茶

2012-01-21 00:01:34 | 探求シリーズ
こんばんは、白黒茶々です。
前回から私、たつぴ、箔の白黒茶々家の男衆は、磐田市に来ています。今回は、その日記の最後で触れた赤レンガの建物に迫ってみようと思います。



赤レンガの門構えが立派なこちらの邸宅は、さすがにモデルハウスではありません。 実は私たちの本当の家……… なんて大それたことは、それ以上に恐れ多くて言えません。 ということで、正解は旧赤松家なのです。また、ワンコは中には入れないので、私たちが見学している間は箔はここで待っ……… いや、それも大変なので、車の中にいなさい。



旧赤松家は、近代日本造船技術の先駆者で、明治時代に磐田原台地に茶園を開拓した赤松則良氏が明治20~30年代に建てた邸宅だったところです。 また、則良氏は海外で造船技術を学び、幕末には幕臣、明治時代には海軍中将として活躍しました。



レンガ造りの門の両脇は門番の控え室となっていて、畳が敷かれています。ちなみに、その室内は1、2、3、……… 4畳半と、まあまあの広さですね。



母屋は残っていないのですけど、その跡の広場には赤松則良氏の胸像と、そのまた向こう側には内蔵があります。 ちなみにその建物の内部は、展示スペースとなっております。



また、南土蔵は独立した図書蔵で、備え付けの棚などが当時のまま残っています。



敷地内をぐるっと見て廻ったら、やはり入場無料となっている資料館にも入っておきましょう。 こちらでは、赤松氏に関する資料の展示だけではなく………



磐田茶(茶菓子付き300円)を、最も美味しい方法で飲むこともできるのですよ。 その入れ方はいちおう説明書きにも記されているのですけど、係員の方が丁寧に教えてくれました。では、その手法に則って、いただくことにしましょう。

まずはお湯を茶碗に注いで、その器を温めます。 その間に、お茶っ葉は急須の中へ。さらにそのお湯を湯冷ましの器に移し、一煎目を美味しくいただくことのできる70℃になるまで待ちます。 これこれたつぴ、家じゃないから茶っ葉をそのままポリポリと食べるのはおやめなさい。 ポリポリといえば、今回は茶菓子として香川県から取り寄せられた花の形の落雁が添えられていました。
程よい温度になったら、そのお湯を急須に入れて、1分ほど蒸らします。それが済んだら、いよいよ茶碗に注ぎ入れます。



う~む、色はやや薄いものの、摘みたてのようないい香りがしてきましたよ。 気になるそのお味は……… うむっ、甘みと渋みが絶妙に混ざっていて、とても美味しいです
「二煎目以降はお湯を直接急須に注いで、お召し上がりくださいませ」そのようにしたら、先程より濃い色が出ましたよ。 しかも、味のほうも変わっていて、今度は深みのある味わいでした。これは一粒で二度美味しい。いや、一つのお茶で二度、三度、いえいえ、それ以上に得した気分です。 さらに、三煎目もそれに近い感じでしたし。しかし、出がらしになるまで飲んだら、いいお茶に失礼なので、そこそこでやめておかなければなりません。といいつつも、結局私は四杯、たつぴは五杯飲んでおきました。

旧赤松家では、その家の歴史や建物だけではなく、お茶を通してゆったりとした時間を過ごすこともできました。これには、私たち以上にお茶にうるさい箔母さんもきっと満足することでしょう。


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コメント (2)
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