波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

初めての一般参賀

2012-01-07 00:20:06 | お出かけ
こんばんは、箔ですワン。
今回は、おれっちがオープニングを務めるのだ。 なぜなら………



最初のあたりにしか出番がないからなのだ。 おれっちが持っている日の丸の旗や、今回のキーワードが「1月2日」ということから、すでにお察しの方もいると思います。………というよりは、またしてもタイトルからしてバレバレなのですけど。 今回、お父さんは一般参賀のために、ワンコ連れでは入れない皇居のほうに行っていますワン。お父さ~ん、そちらの様子はいかがですか~なのだ?



はい、白黒茶々です。
私は今、皇居のある東京に行くために、最寄りの駅から始発列車に乗り込むところです。 やはり今回も在来線を使って、のんびり向かうことにします。 ちなみに、この日はたつぴは書き初めがあり、箔母さんは「一般参賀の様子は、ニュースなどで観れるから、いいや」ということで、今回は私一人だけのお出かけとなりました。



そうしたら、やはり途中下車は欠かせませんね。 そういうことで、私は今回は静岡県の中部にある焼津駅に降り立ちました。



焼津といえば、マグロの街としても有名ですね。 駅前には、このようなモニュメントがありましたよ。いやよく見たら、そいつは私の好きな足湯になっているではありませんか しかし、時間が早過ぎたみたいで、まだお湯がたまっていませんでした。



足湯の存在にはこの日初めて気付いたのですけど、今回はマグロパーガーや黒はんぺんバーガーが食べたくて、こちらに立ち寄ったのでした。しかし、それらを販売している駅中のパン屋さんが、7時30分に開くというではありませんか。 ちなみに、私が乗る予定の列車は7時30分発。なので今回は泣く泣く断念しました。
そして、自宅の最寄り駅から電車に乗ること5時間あまりで、私はようやく東京にたどり着きました。



皇居といえば、かつて江戸城だったところです。太田道灌の築いた中世のお城を徳川家康が大改築し、三代将軍家光の頃に完成しました。それから明治に至るまで、そのお城は徳川幕府の本拠地となっていました。ちなみに右側手前から、巽櫓、桔梗門、富士見櫓で、いずれのものも幕府の時代から現存しています。

その皇居の方面には、たくさんの人が向かっていました。そんな彼らの目的地は、私と同じみたいですね。私も含めたその集団は人の波となり、やはり一斉に皇居に押し寄せていきました。
迎え入れる側の皇居前広場には、いくつかの検問所が設けられていて、荷物検査、ボディーチェックなどがおこなわれていました。それから、そこから先にはペットボトルや刃物、裁縫道具等は持ち込めないので、注意が必要です。
それだけではなく、カメラまでその対象になるなんて 「撮ったらいけないというワケではなくて、カメラに飛び道具が仕込んであることもあるので、本当に写るかどうかこの場で一枚撮ってもらえますか?」とのこと。「そういうことなら―」検問のお姉さん……… ではなく、適当にそのあたりの風景をパシャリと。 「はい、OKです」



ようやく、皇居のシンボルにもなっている二重橋と伏見櫓が見えてきましたよ。 今からそちらの方へ向かいますね



現在は皇居正門となっている旧江戸城西の丸大手門が開門していますよ。 二重橋の手前の橋(石橋)のほうを渡って、その門をくぐり………



伏見櫓を仰ぎながら二重橋の奥の橋(鉄橋)を渡り、さらに皇居の門をくぐっていったら………



あの有名な皇居の新宮殿がありましたよ その手前の広場には、すでにたくさんの人が集まっていました。あとは天皇陛下たちがお出ましになる時刻が来るのを待つだけです。



私が立ち会ったのは、第2回目となる11時50分の回。その時間になった途端に、前のほうの人の背がピンと伸びたうえに日の丸の旗が一斉に降られて、前が見えにくい……… って、そうじゃない



なんとかして前のほうを見たら、天皇陛下を含めた皇族の方々がお出ましになっていました。 ちなみに、左から雅子さま、皇太子殿下、天皇陛下、皇后陛下、秋篠宮さま、紀子さま、眞子さまです。
天皇陛下は挨拶のなかで、昨年の東日本大震災で被害に遭った人たちのことを愁い、彼らが少しでも早く立ち直り、日本全体が元気になることを願っておられました。
そんな天皇陛下のお姿を、私は一度でもいいから生で見ておきたくて、今回思い切って来たのでした。 しかし、実際のお出ましの時間は5分、いや、3分ほどしかなく、あっという間に終わってしまいました。一般参賀が終わったら、あとは退散するだけです。



普段、皇居の非公開ゾーンとなっているところを見られるのも、一般参賀の魅力の一つです。 ちなみにこちらは、皇室の業務を取り仕切っている宮内庁の建物ですね。



さらに進んでいくと、乾門方面、坂下門、桔梗門方面へと退散ルートが分かれ、江戸時代初期に天守が焼失して以降、江戸城のシンボル的存在となった富士見櫓が正面から迫ってきます。



その富士見櫓を真下から仰ぐことができるのは、この日と天皇誕生日だけです。 こちらの櫓は意匠にも優れていて、どの角度から見ても美しく、「八方正面の櫓」とも呼ばれています。

そのルートからだと、桔梗門をくぐって退出することになるのですけど、出たところで先ほどの坂下門組と合流することになり、人の密度が高まって、よちよち歩きをせざるを得ない状況に。



人混みから解放されたら、日の丸の旗を手にしつつ、江戸城の巽櫓あたりをバックにして記念撮影をしておきましょう。 そのあとは寄り道をすることもなく、一路自宅へ。以上、行きに5時間、東京滞在3時間、帰りに5時間の私の日帰りの旅でした。

一般参賀の第一印象は、とにかく人の数が多かったです。その間をかいくぐり、皇族のお出ましを待ち、再び戻ってくるまでにはかなり体力を使ったと思われます。なぜなら、帰りの列車内で私はグッスリだったので。なかにはお年寄りや子供連れの家族もいて、とにかく彼らには「お疲れ様」と言ってあげたいです。
だからといって、一般参賀はただ疲れるだけではありません。そのぶん、得難い体験をすることにもなるので、気になる方がいるようでしたら、一度その人混みに紛れてみてくださいませ。


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コメント (8)
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