波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

おもてなし武将隊に逢いに、いざ名古屋へ

2011-11-16 00:01:07 | お城
こんばんは、白黒茶々です。
家族旅行の救済策第2弾はお城ということで、白黒茶々家はその目的地の吟味に入りました。 その中で「おもてなし武将隊に逢いたい」という意見が出たので、彼らがいる名古屋城に決まりました。



その名古屋城に行くには、地下鉄名城線の市役所駅で降りると便利です。 ちなみに、大相撲名古屋場所がおこなわれる愛知県体育館も、当駅下車となります。



市役所駅の外観は、お城の門(高麗門)のような形をしています。 ここを出て、ちょっと歩いていくと………



名古屋城にたどり着きます。んんっ、名古屋まつりを開催しているから入場無料ですって 私たちはちょっと得した気分でその入場門をスルーしました。



目指すは、向こうに見えている金の鯱ほこを頂く大天守です。 おおっと、その前に………



おもてなし武将隊の書き割りに、顔を突っ込んでおきましょう。 ちなみに私が徳川家康、たつぴが豊臣秀吉役を担い、織田信長は不在ということにしておきました。



ここからは、お城の実態に迫ります。 こちらの巨石は清正石と呼ばれています。築城時にはこの石は修羅という大きなソリに乗せられ、並べられた丸太の上を転がしつつ大人数で引っ張って運ぶのですけど、その際に築城の名人の加藤清正がその巨石の上に乗って陣頭指揮をしたと伝えられています。その際に人足さんは「人間一人ぶん重くなるじゃないか 」なんとことは言ってはいけませんよ。



名古屋城は今からおよそ400年前に、大阪の豊臣氏を包囲するために築かれました。諸大名が忠誠心を示すためにこぞって工事を受け持ったのですけど、その際に自分の持ち場の目印になるように、石垣の石にこのような刻印が刻まれました。 その種類はたくさんあって、お寺の卍や神社の鳥居、井げたなどなど。それらの刻印を見つけるのは宝探しみたいでけっこう楽しく、たつぴもハマっていました。
ところでこの刻印は、串にささった団子のようですね。「何でこんな印にしたの?」「それは……… お腹が空いていたからじゃないの?」



本丸に入っていくと、大掛かりな工事現場に行き当たります。 ここで何がおこなわれているのかというと………



本丸御殿の復元工事でした。かつてはここに、二条城と並ぶほどのきらびやかな御殿があって国宝にも指定されていました。 しかし、昭和20年にその建物は空襲に遭い、焼失してしまったのです。そいつを10年ほどかけて再建しようというのですから、かなりの大事業です。その様子を見学用の通路から見られるようになっているなんて、最近のお城の工事現場は、かなりオープンになっていますね。



その本丸御殿の復元工事は、3期に分けておこなわれ、順次公開されていくそうです。そして、完工するのは2018年の予定とのこと。今から楽しみです。



お城のシンボルといったら、やっぱり天守ですよ。名古屋城には史上最大級のものがありました。徳川家のほとんどの大規模天守には金鯱が飾られていたのですけど、それらは失火や落雷で焼失してしまい、唯一残ったこちらの金鯱は、名古屋人の自慢のネタになっていました。
しかしその天守も空襲で焼失してしまい、戦後に鉄筋コンクリート製で外観のみ復元されたのが、今日見られるものです。



入る際にその大天守を見上げると、かなり迫力があります。



大天守の最上階からは名古屋周辺を見渡すことができるのですけど、真下には本丸御殿の工事現場の巨大な素屋根が。 ちなみに手前に見えるのは、大天守に付属している小天守です。



おおっ、乗り降り&撮影自由の鯱ほこがありましたよ。 たつぴ、写真を撮るからそいつにお乗りなさい。 名古屋城の金鯱は高さが2メートルを超えていて、かなり大きいのです。



お城の中をおおよそ巡ったら、そろそろお昼にしましょう。名古屋といったら、やはりきしめんが有名ですよね。 うどんより平たく延ばした麺につゆを注ぎ、油揚げと大量の鰹節を乗せてお召し上がりくださいませ~



お食事処にもなっている城内の売店を出たところには、名古屋築城400年のキャラクターのはち丸君がいたので、お願いして写真を撮らせてもらいました。 実は私たちは浜名湖立体花博のほうでも彼と逢ったことがあるので、今回は2年ぶりの再会となります。



それから間もなくして、写真撮影のサービス時間は終了。 そのことを告げるのぼりを持つポーズもかなりキツそうですね。はち丸君、もうしばらくお堪えくださいませ~



また、お城には忍者犬の獅子丸……… じゃなかった、忍者の衣装を身にまとったチワワがいたので、抱っこさせてもらいました。 ちなみに、お名前はナノちゃんといいます。そうしたら、今度は私も箔にそれっぽい格好をさせて、連れてきたくなってしまいました。



ワンコだけではなく、猫もいましたよ。 これは、黒ちゃではありませんか ………とはいっても、ウチにいる黒ちゃではなく、私にとって黒猫はすべて黒ちゃなのです。

とかなんとかやっているうちに、おもてなし武将隊が現れる時間になってしまいました。 ちなみに、私たちが彼らと逢うのは、はち丸君と同じく2年ぶりとなります。



そうしたら、豊臣秀吉が足軽の市蔵立三を引き連れて現れました。 織田信長や徳川家康は名古屋まつりのほうに出ているみたいで、今回は先の3人による座談会となりました。
それでも、彼らの名古屋まつりのPRを織り交ぜた軽妙なトークは面白く、まわりを笑いの渦に巻き込んでいました。
そしてお仕舞いの時間が来てしまったのですけど、その際に彼らは写真撮影の時間を設けてくれました。



ポーズがキマったら、「写真を撮れぃ~ 」と声を上げ、そのままの格好で1分間停止状態に。もちろん目は見開き、口も開いたままです。彼らはその動作を4方向4セットやって、その場をあとにしました。

たくさんの人に囲まれながらの、その退場劇。 秀吉は下々の者に「こんにちはぢゃ 」と気さくに声をかけながら歩いていきました。

家に帰ってからも、私にはその余韻が残っていました。 それは風呂に入っているときに、たつぴに「何かモノマネやって」と言われたら、つい飛び出してしまうほど。
しかし、その風呂から出てきたら、なぜか箔母さんは少々あきれ顔だったのです。 「さっきお風呂から『写真を撮れぃ~ 』って言ってたの、まる聞こえだったに。ハダカで写真を撮ることを強要したら、犯罪になるのでは 」「ぐ、ぐはぁ~、つい調子に乗ってしっまたぁ~ 」さらに、夏場ということもあって風呂の窓を開け放っていたので、隣近所にまで私の声が響き渡っていた恐れが。
そういうこともあって、それからしばらくの間、私は「写真を撮れぃ~ 」を封印することに。お粗末様でした。


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コメント (2)
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