波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

浜松まつり体験レポート

2008-05-10 01:24:51 | Weblog
こんばんは、箔ですワン。
毎年5月の3~5日に、この地方では浜松まつりという盛大な市民祭がおこなわれているのだ。



法被を身にまとったことですし、まつりでは思いっ切り暴れるぞ~ えっ、おれっちは参加することはできないって そ、そんな……… 仕方がないので、おれっちの代わりにそのイベントを堪能しているお父さんにレポートしてもらうことにするのだ。 そういうワケで、そろそろマイクをお父さんに渡そうと思いますワン。


はい、凧揚げ会場から白黒茶々がお伝えします。
法被を着て気合十分の箔には申し訳ないのですけど、今回は留守番を所望することにします。その代わり、今回は私が初日の朝から参加することにしました。どうかよろしくお願いします。 浜松まつりは大きく二つの部に分かれていて、日中は太平洋岸の中田島で大凧を揚げることになっています。



参加者まず町内の会所に集合し、そこからバスで凧揚げの舞台となる中田島に移動します。さらに、そこから砂丘を横目に600メートルほど歩いていくと、凧揚げ会場にたどり着きます。そこで私が見た光景は………



もうすでに準備万端の大凧の勇姿でした。 その現場での私の役割は、凧を揚げる人に気合注入のラッパを吹くことなのです。 毎回初日の開会宣言の直後に大凧がいっせいに空に放たれ、その光景は圧巻なのですけど………



その時に限って風が全くなく、全部といっていいほどの数の凧がいっぺんに地上に落ちてきてしまいました。 結局、その日は終始そんな具合で、凧揚げは消化不良のまま終わってしまいました。

………が、夜は街中に繰り出して、御殿屋台を尻目にして合同練りをやればそんな気分もスッキリするハズです。
昨年はそうしたのですけど、今回はその晩に限って高校時代からの仲間に呼び出され、一緒に呑むことになってしまいました。
「本当は今晩、街中を合同錬りしたかったんだけどね 」
「なんだと~、今さらそっちのほうが良かったって言うのかん? 」
「何を言うんだい、こっちのほうが大事だから来たんじゃないか 」
「そうか~ 、それならいいや」
ふひゅ~ 、危ないところでした。

一夜が明けて、二日目の昼になっても風がなくて、凧はうまく揚がりませんでした。 



そんなときは昼食用にもらったおにぎりでも食べながら、風が起こるのを待つことにしましょう。 しかし、その後も凧は揚がらず、二日続けての消化不良という事態に陥ってしまいました。いや、これはあくまでも気分の上での話しで、お昼に頂いたおにぎりは気持ちよく消化しましたとも 

それでも、その晩は町内の練りに繰り出しましたよ。 こちらでは練りの行進に活力を注入するためにラッパを吹くことになっていました。その間に、初錬りにも数件あったのですけど………



ここでいう初練りとは、初子のいる家でおこなわれる大宴会のことで、町内の練りに参加している者全員が招待されるのです。 ちなみにそこでは酒やジュース、つまみ等が振舞われることになっているのですけど、………



その一例として、ある家で出されたつまみ類を紙皿の上に並べてみました。 小さなおにぎりに、唐揚げ、餃子、たこ焼き、ウインナー、………と、バラエティーに富んでいますね。 もちろん残りの数と腹具合が許す限りおかわりは自由なので、私はこれらの他にも焼きそばや初物のスイカを食べまくっておきました。
とかなんとかやっているうちに、観衆を前にしてイッキ(飲み)が始まるのですけど、その際には我らがラッパ隊はその音頭を取るためにラッパを吹き続けなければなりません。 そのようなことが夜遅くまで続き、二日目の日程は終わっていきました。

最終日の三日目は風があって凧は揚がったのですけど、今度は雨が降り出してしまい、そこそこのところで切り上げなければなりませんでした。 この次といったら………来年のまつりまで待たなければならないので、これ以上の消化不良は困ります。 そんな気分でまわりの陣屋を見ていったら………



こんなものを見つけてしまいました。 般若の凧印は佐鳴台のものなのですけど、まわりの赤い顔料が溶け出してにじんでいますね。その姿は血染めの般若そのものです。そのおかげで私の消化不良はどこかにぶっ飛んでしまいましたよ。 恐ろしさこの上ない般若様、どうか私の夢枕に現れないでくださいませ~

それでもその晩には雨は上がり、前夜同様の町内錬りをいただく、いや、堪能することができました。
今回は昨年のような凧の糸切り合戦や御殿屋台の引き回しはお見せすることができず、派手さ控えめなのですけど、まつりの流れはまあこんな感じだということを知っておいてくだされば幸いです。
コメント (6)
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