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学校の勉強がおもしろくない


進学塾に行き始めると、どんどん進みます。

小学校の進度とはまったく違うし、実際に扱う問題のレベルも大きくかけ離れます。中学受験をやると、中学校の過程の3分の2ぐらいは終わってしまう可能性があるわけで、だから中学受験の勉強はほぼ小学校の勉強には依存しない。

つまり塾中心の勉強になります。公立高校の受験の場合は、まず学校の勉強があり、中間、期末の成績があり、それが内申点になっていくから学校の勉強と受験勉強に関係があるわけですが、中学受験の場合はほぼない。したがって塾に行かないと受験勉強ができない、という面があるわけです。

で、塾で勉強すると学校の勉強がおもしろくなくなる。

そんなわかりきったことを、なんでそんなにまどろっこしく説明するのか?

円周率? 3.14にきまってるでしょ?

塾に行っている子どもたちは小学校の授業を受けながらきっとこんな風に感じているでしょう。で、そういう気持ちを隠せない子も少なくないので、学校の先生に対してあまりよい態度をとらなくなる。

例えば小学校の理科というのは、受験の理科とはまったく違う考え方で指導をしています。あくまで自分で発見をする、ということや実験をして気がつくことをまとめたり、する。

だから実験を経験することが最も重要なのですが、塾ではそんなことはない。葉をアルコールに浸すのはなぜ? アルミホイルをかぶせるのはなぜ?と最初から答えがわかっているところがあるわけです。

で、このことを良く子どもたちに教えておかないといけない。

結論がすぐわかることが大事なのではなく、その過程を学ぶことも大事なことなのだということを。

円周率が3.14になることをどうやって見つけたのか、ということもやはり考えてみる必要があるのだ、ということを。

受験勉強は試験のための勉強だから、その途中経過をすべてはしょっているところがあるわけで、でも何でもはしゃればいいという話ではない。

これは塾に行くのと同時に良く言っておくことが大事です。

学校の先生は本当にやりにくいだろうと思います。でもそれは塾の先生もある意味同じ所がある。

だから、最近の塾は予習させないのです。

「そんなの知ってるよ」と言われると、授業がうまくまとまらなくなりますから。

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