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必ず式を書く

算数の勉強を進めるにあたり、絶対にやってほしいことがあります。

それは式を書くこと。

例えば計算問題をやる場合でも、式を書いた方が本当はいい。

括弧内をまずひっ算で計算して、そこに下線を引いて答えを書き、次にまた該当する部分をひっ算で計算してまた下線に書き、みたいなことをしている子が多いのですが、それだと全体を見渡せない。

最近の入試問題はいろいろ考えさせて「簡単に解ける」方法を用意している部分が多いので、それを見分けるには順々に全体の式を書きうつしていった方が効率が良いのです。

3.14の計算をするときは、絶対に式を書いた方が最後のまとめにもなりやすいし、式を書けば考えが進んでいく段階が確認できるから、ミスも見つかりやすい。

ただ、式を書くのは「面倒だ」と思っている子が圧倒的に多いでしょう。

しかし、入試は点数をとる勝負なので、ミスをしないことが最も望ましい。急ぐ気持ちはわかるが、時間をかけた問題の答えを間違えてしまうのが一番効率が悪いのです。

式を書けば、記述問題の対策にも十分なります。

出た答えが何かを書けば、立派な説明になる。

だから、とにかくこれからの勉強は式を書く、ということを徹底してやってください。

時間がかかっても、書きなれていけば、だんだん速くなる。

でも速くすることを目的にしない。

とにかく考え方を確認するために、「絶対に式を書く」ようにしましょう。

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第122回 せっかく早くやったのだから
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