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自分で勉強する子にどうすればなるのか(2)

4年生の保護者のみなさまへ  
中学受験パパママ塾「ONE」のご案内

進学塾に入るとき、自分の目標が決まっている子はそう多くはないでしょう。中学受験をするためにここに来た、という意識は多少はあるかもしれないが、一番大きな理由は
「パパやママに行けと言われた」
ではないかと思うのです。

で、進学塾のシステムがどうなっているのかは、あまりわかっていない。

最初は授業を聞いていて、宿題が出て、で、学校と同じかな、ぐらいに思っているのですが、やっていることは学校よりははるかに難しいし、あるいは早い。

先生に問題を聞かれればすぐに答えないといけないし、宿題も結構ある。

午前中に学校に行って、夕方からは塾。という生活は週に1回や2回だから、まあ何とかなるだろうと思っていても、その後やってくる組み分けテストで、だんだんいやになってくる。

この戦いが楽しい、と思える子はそう多くはないでしょう。テストは勉強の成果を試すものだから当然必要なのですが、そこでクラスも席も決められてしまう、というのが子どもたちにとってはなかなかハードです。

で、ここで分かれ目が来てしまう。

成績が良くて、それを自分で維持しようと思う子と、成績が悪くて「勉強をさせられる子」に分かれるのです。

まあ、成績が良くても「勉強させられる子」も多いだろうとは思うのですが、成績が悪いのにほっておかれる子はそう多くはないでしょう。お父さん、お母さんがいろいろと関わってくる。

結果として、勉強がおもしろい、と思う前に苦しいものに変わってしまうのです。

特に4年生は、ちょっと難しい問題が解けるようになる楽しさを感じられれば、自ずと態度が変わるはずなのです。でも常に結果を出すために、管理され、強制されるということが繰り返されると、勉強は楽しいものでは当然なくなってくる。

で、親だってそんなことは最初から本当はやりたくないかもしれない。

しかし、クラスがそうやって決まり、先生も学ぶレベルも変わるというのであれば、当然それを勝ち取らなければならない、と感じるでしょう。

競争はもちろん必要なのだけれど、管理される生活が3年間も続くことが本当に子どもの意欲を上げるのか、考えてみれば結論は自ずと出てくるだろうと思うのです。

だから、まず最初に考えなければいけないことは、結果を問わず、おもしろい勉強を体験するということなのです。

あえて4年生から始めずとも、後からできるようになればいい。むしろ、クラスが上がるよりも、自分で勉強する習慣が身についてから塾に行くようにすればいいのです。

と言いながら、みんなが行っているし・・・、ということで多くの方が3年生の2月から塾を始めているでしょう。

そしてすでにそこから3ヶ月を経過して、勉強を自分からしているでしょうか?

本人が楽しく勉強できているのなら、それはそれで良いと思いますが、すでに「やらされモード」に入っている場合は、それが長く続くことが子どもたちのプラスにはならない。

本人の様子を見ていて、自分で勉強できていない、ということになるのであれば、まずそこを直す必要があります。結果を求めるのなら、敢えてここは、急ぐ必要はない。

自分で勉強し、自分で成功体験を得ること。

これができれば、自分で成績を上げるということについて自信がでてくる。意欲が湧いてくれば、「挑戦してやろう」という気になってくるのです。

そのノウハウが身につかず、「やらされモード」が続いているので、中学に入ってからも同じような感じになる。だから学校の先生が「あまりできるようになっていない」と感じるのかもしれません。

まだ4年生のうちは、いろいろとやらせたいこともあるでしょう。その中でいかに自分で成功体験を得られるか、をまず考えてください。

次回はもう少し時間が経ってしまった子どもたちについて考えてみたいと思います。


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