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解らない問題がたまる

塾でもテスト演習が始まり、家でも過去問を練習するということになると、1週間で解いている問題数は相当の数にのぼる可能性があります。

そうなると、わからない問題というのも当然増えるわけで、これが解決しないままたまっていくケースが見られます。

「先生に質問してらっしゃい」というのはもちろんわかるのですが、そういう子が多い、というのも現状としてはそうで、30分並んで待ったけれど1問しか、聞けなかったということも塾によってはあるでしょう。

ということで、家庭教師や個別指導のニーズがこの時期高まってきます。

先日もある学校の説明会に行ったら、まあ、いろいろな個別指導のパンフレットをもらいました。

しかし…。

たくさん処理することが一番の問題ではなかろうか、という気がするのです。つまりたくさんあるから、先生に聞いて解決をする、ということは本人があまり考えていないわけです。

ああでもない、こうでもないと考える余裕がないから、先生に教えてもらおう。

そう、そうなるとわかる内容もそれほどでもない、ことになるのです。

なぜか?

やはり自分で考えていないからでしょう。どうするんだろう、こうやるのか、ああやるのかな、と考えていたのではまったく予定が進まない、ということではあるのですが、実は過去問をいくらやってもできる問題は後からでもできるわけで、それをやることが実は大きな問題はない。

本当はそのできない問題をどうするか、ということにあるので、たくさんの問題を解けばいいということではない、のです。

ある年度をやって、充分に全部わかったら次に行く、ぐらいでいいのです。

それで全部終わらなくても、無事、わからないことを理解していってくれた方が子どもが自分で考える力、問題を解決する力がついていくわけです。

ためないようにスピードを上げない、というのも一つの大事な手ではあるのです。

中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子
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