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詰めを誤る

なかなか複雑な流水算を解いてきて、お、これは答えが出るぞ、というのはわかります。

二つの船が2回目に出会う場所があと2回計算すれば、出る、というのは考えていけばわかるわけで、ここで急ぎの虫がまた出てくる。

で、一気にその計算をやって、よし答えだ、と出した答え。

これを間違う。

例えば答えはkmで出せ、と書いてあるが、本人はmで答えている。

上流のPからの距離を出せ、と書いてあるが、本人下流のQからの距離を答えている。

つまり、考え方は合っているのに、答えが違う。

こういうのは本当にもったいない、のです。

詰めさえ誤らなければ、正答になった。しかし、例えば単答式の問題であれば、これは0点になります。

昨日お話した早とちり同様に、これも急ぎの虫が原因。

答えが出た、と思った瞬間に解答用紙に答えを書いてしまう。

これがいけない。

計算が割り切れたりすると、ここでうれしくなる。これは合っていると確信がある。だから、すぐ答えを書きたい。

しかし、ここで一息入れる。

「で、何を出すんだっけ?」

と本文に戻る。ああ、Pからの距離ね。

このワンステップを入れるだけで、事態は一気に変わるのです。

練習しましょう。

一声かけて、「何出すんだっけ?」

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今日の田中貴.com

第104回 停滞期と上昇期
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