ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

自然の動きに任せ自然の摂理に従う気持ちを持つことが大切

2009-11-22 16:12:01 | 逆腹式呼吸
肩の力を抜き全身をリラックスし、吐く息を出来るだけゆっくり吐きます。 吐く時にはイメージで体の中へ吐きます。 吐く息が体の中へ入っていくのを確かめながら、吐く息だけに意識を集中します。

 生来、意識しなかった呼吸を意識することによって、また吐く息をゆっくり吐くことによって、私達は今までは感じなかった宇宙に無尽蔵にある気を、感じることになります。 体の中を流れる気は、経絡という気の通り道を流れます。 経絡は神経の線に沿って流れていますので、神経が集中する脳の部分で、一番感じやすいのです。 また、背中の背骨と皮膚の間も、感じやすいとことろです。

 静かに胡坐を組んで、吐く息をできるだけ長く吐きながら座禅を行っていますと、体の中へ吐いた息(気)が、背中から排出されるのを感じることになります。 イメージで体の中へ吐いた息は、実際は息をゆっくりと鼻から出て行くのですが、イメージで息をゆっくり吐くことによって、宇宙の気が動き体の中へ入っていくのを、ある時期になれば感じることになります。

 今まで感じなかったものを感じるようになりますと、うっとうしく感じることもありますが、私自身は、感じたものを世のため人のために役立てるものと考えることにより、悩まなくなりました。 また気を感じるようになったことを、感謝してもいます。

 そのような過程で大切なことは、肩の力を抜いて自然体でいることと、自然の動きに任せ自然の摂理に委ねるという気持ちを、持つことでもあるのです。