ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

半身浴を行ってから坐禅を行う

2009-11-27 15:43:54 | 半身浴
私は生れて初めて坐禅を行うようになる1年前ほどから、お風呂の入り方は半身浴にしておりました。 知人から湯面がお臍のちょっと上ぐらいに入る半身浴を、教えてもらいました。 ちょうどそのころ、いかにして運動をして汗をかくかについて、考えていたころでした。

 知人が話すには、20~30分入れば頭の先から上半身が、汗でびっしょりになるといいました。 私は毎日入るお風呂の入り方を工夫することで、汗がかけるならそれに越したことはないと、早速その夜から始めました。

 ものの本にはぬるま湯がいいと書いたものを見かけますが、ぬるま湯にする必要はなく、普段入っている湯の温度でよいのです。 はじめはじっと入っているのが我慢が出来ない方は、新聞を読んだり雑誌を読んだりしながら、入ります。

 時間があっという間に過ぎ、汗もすぐに出てきます。 汗をかくということは、新陳代謝がよくなり、血流の流れも良くなります。 毎日入るお風呂の入り方を、ちょっと視点を変えて入るだけで、汗がかけるのですから、これ以上のことはありません。

 それに坐禅が加わりました。 坐禅を始めた当初は、半身浴を行ってから布団の上で、薄い座布団をお尻に引いて、普通の胡坐で吐く息をできるだけ長く吐きながら、坐禅を行っていました。 後でよく考えてみますと、半身浴で下腹にある臍下丹田を温め、そのあとすぐに坐禅を行っていましたので、臍下丹田が活性化しやすい条件を、自然と作り出していたのかもしれません。

 なおかつ、吐く息をイメージで体の中へ吐く逆腹式呼吸をおこなっていましたので、一層、臍下丹田が活性化しやすかったのかも知れません。 結果的には、坐禅を初めて1ヵ月半で、自発動(体の中の気が勝手に動き始めること)とともに、臍下丹田が心臓のように動き始めたのでした。