ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

何故、普通肺呼吸から自然に逆腹式呼吸になったのだろうか

2009-11-08 17:40:48 | 胎息
私達はお母さんのお腹から生まれでて以来、呼吸を意識することはありませんでした。 息を吸うときには胸を膨らませて下腹は自然と凹みます。 息を吐く時には胸は元に戻り、また下腹も元に戻ります。

 逆腹式呼吸も同じような下腹の動きをするのです。 大きく息を吸うときに下腹は凹み、息を吐く時に下腹は膨らむのではなく、元に戻るだけなのです。 逆腹式呼吸では吐く息を出来るだけゆっくりと長く吐きます。 吐く時には吐く息を体の中へイメージで吐くだけです。

 ものの本によれば、逆腹式呼吸は息を吐く時に、下腹が膨らむという記述があります。錯覚をしてはいけないのは、下腹は膨らむのではなく、元の状態に戻るだけなのです。

 呼吸の仕方は変わらないのに、吐く息だけを出来るだけ長く吐くだけ、吐く息をイメージで体の中へ吐くだけで、自然と逆腹式呼吸が出来るようになるのです。 普段行っている呼吸を、ちょっと視点を変えただけで、自己免疫力が高まる逆腹式呼吸が出来るのです。 

 逆腹式呼吸を続けているうちに、今度は息を出来るだけ静かに行うようにします。 息をしているかどうか分からないような感覚で行います。 そんな呼吸を続けているうちに、息をする呼吸から離れて、気の呼吸である胎息(お母さんのお腹の中で行っていた呼吸)に進展していきます。


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