ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

気温が15°以上の日が続くようになって

2008-03-13 21:09:41 | 文化
 今年の冬は、10度以下の日が長く続いたせいか、このところの気温が15度以上の日が続くと、ずいぶんと暖かく感じられます。 寒いと外を歩くのも、ちょっとしんどい感じがして、バスに乗ってしまったりします。

 帽子も襟巻きも不要になってきています。 桜の開花も今月の26日頃との発表もありました。 ぽかぽか陽気の中を歩いていたら、遠くの方から大きな音が聞こえてきました。 何か右翼の人が街宣で大きな音を立てているような感じでした。 近づいてみると、マンションの1階に大きなスピーカーがあり、そこから大きな音が出ていました。

 ちょうど消防署の前です。 その隣に役所があり所用で寄ったときに、あの音は何ですかと聞きました。 困ったような顔をして、その住人は、前にある消防署で訓練があると、訓練で大きな声を出している音を録音し、訓練中のみ大きな音を出すということでした。

 消防署では、いざというときに備えて、出動が無い限り、いつも狭い敷地内で号令をかけながら訓練をしています。 ある意味ではありがたく感謝の気持ちを持って、見守るぐらいでなければいけないのですが、その方の対応はいかがなもんなんでしょうか。

 駅前では、かなり大きな再開発事業が行われて工事中でしたが、近接するマンションには大きな垂れ幕がかかり、税金の無駄遣いは止めろとの主張があり、今日は改めて色々なことを考えさせられる一日ではありました。

倫理観はどこでつくられるかー2

2008-03-12 09:53:42 | 社会・経済
 公認会計士やNHKの職員が、事前に知った情報を元に、株の取引を行ってインサイダー取引により逮捕されたり、公認会計士が会社側の都合のよい監査をして、懲戒処分を受けたりする事件が、頻発しております。 食品の産地や消費期限のごまかしも、日常茶飯事に行われているようでもあります。

 私たちは、これまでみんなのため、社会のためにどんなことができるだろうか、それをするために、どんな勉強をしたらいいのだろうかと、過ごしてきたはずなのですが、今の世の中は、ちょっと変です。

 国では教育会議なるものを設置して、教育改革とやらに取り組む姿勢を見せてはいますが、国を運営する総理大臣をはじめとする政治家や官僚たちの考え方が、何を一番大切に考えていかなければならないかという点について、見識がなさ過ぎるのではなかと感じています。

 たとえば市場経済を取り入れ、すべてを海外にも開放し、海外からより安い物が輸入され、私たちの前に現れてきています。 そのこと自体はよいとしても、国内の産業をどのように育成、保護していくかということも、大切なことです。 特に食糧問題は自給率を高めることによって、食料が戦略物質にならないですむのですが、政治家や官僚、経済学者たちは、そんなことは考えてもいなかったように思います。

 自国の利益しか考えない米国の言いなりになって、本来は市場開放すべきではない部分もすべて開放し、ものだけでなくお金も流入し、バブルでおかしくなった日本経済を、かなりな部分に浸透し、あっちこっちで海外の投資ファンドの名や金融資本の会社の名前を、見聞きするようになってきました。

 米国経済を牛耳る新古典派経済学(自分の利益しか考えないものの考え方)が、今の世の中では当然のように闊歩している現状を見れば、世の中も当然そのようになってくるのは、当たり前なのかもしれません。

 世のため人のために、何かを行う、何かをするなんてことを、教育会議でいくら議論したところで、何の意味があるのかと考えてしまいます。

倫理観はどこでつくられるか

2008-03-11 07:57:01 | 社会・経済
 先日の新聞記事で、社内の匿名による通報制度により、通報を受けた弁護士が会社に、通報者の名前を報告してしまい、その通報者はしばらく自宅待機をさせられたと書いてありました。 その通報者が弁護士会に告発して、その担当した弁護士は懲戒処分を受けることとなりました。

 その会社で弁護士費用を貰っていた関係から、会社の要望により名前を報告したということでしょうか。 本来、弁護士は守秘義務があるにもかかわらず、会社側には弱かったということでしょう。

 よく考えてみますと、会社側もその告発の内容をよく吟味することなく、告発そのものを良しとしない社風があるようにも見えます。 会社を良くしようと思えば、意見を言ってくれる人を、本来大切にするべきなのです。

 会社によっては、お金を払ってまで会社の是正すべき点を洗い出すべく、専門の会社に依頼していることも聞いております。 あるサービス会社では、調査会社にダミーのお客になって貰って、そのサービスのチェックを受け、会社に報告をして貰って、いつでもどこでも最高のサービスが、提供できるように心がけていると聞いております。

 会社のトップが率先して、企業倫理を醸成していくような雰囲気を作っていかなければ、いくらISOを取得したといって看板にしたところで、なんの意味もありません。 会社の場合は、日常業務の中でしか、倫理観は作られていくしかないのですから。

ソニーがドコモの携帯から撤退する

2008-03-10 16:04:42 | 社会・経済
 サンヨー電気が携帯事業を他社に売り、三菱電機がAU,ドコモの携帯事業からの撤退を表明したと思ったら、今度はソニーがドコモの携帯から撤退し、海外への事業に集約化すると発表しました。 国内での携帯の需要がもう頭打ちということからのようです。

 携帯の買い替えは、つい最近までは0円というのが当たり前でしたが、総務省の指導もあって使用料金の低額化と、携帯そのものの単価の見直しから、最近では買い換えるにはちょっとお金がかかるようになり、買換え需要も一休みということになっています。

 私の携帯もテレビが見えるワンセグつきのに、変えようかと思っていましたが、ポイントを使ったとしてもお金が必要とあらば、買うのはやめようかとなったしだいです。 ワンセグで見えるテレビも、まだその範囲が限定されているようでもあり、それほど見えないものであれば、買うこともないかというのが結論です。

 自分が使った携帯の情報が、ほかに漏れないようにするため、私の机の中に2つの古い携帯が眠っています。 資源の再利用を考えれば、さっさとリサイクルに回したほうがよいのかもしれませんが。

 私の友人もN社の携帯の開発をしていることを聞いたことがありますが、米国の厚い書籍を読みながら開発をしていると、聞いたことがあります。 携帯そのものが携帯の回線事業者がイ二シアティブを持っているため、製造メーカーは携帯事業者の要望に基づいて、作らざるを得ず、多機能、少数、消費期間の短縮という厳しい環境の中で、ものづくりを進めてきたのですが、割に合わないのでいちやめたーということになったのでしょうか。

 ドコモ、AU、ソフトバンク、ウイルコムの携帯も、同じ形、デザインに統一して、チップを代えればどこのでも使えるようにすべき時期に、来ているのではありませんか。 そんな気がしてなりません。

 

木造住宅耐震セミナー

2008-03-08 20:38:59 | 文化
 昭和56年に木造住宅の耐震基準が大幅に変わり、それまでの必要壁も1.5倍になり壁の種類による耐震強さを、詳細に決められました。 国土交通省や東京都でも、大震災に備えて耐震化に力を入れ始めています。

 私たちのまちでも国の施策に基づいて、特に昭和56年以前に建てられた対象住戸あてに、ダイレクトメールを送りセミナーの参加を呼びかけ、今日第2回目のセミナーの開催がありました。

 考えてみれば、太平洋側からと日本海側から地殻が変動し、そのひずみで地震が起きてしまうのが、自然の厳しさです。 いつ地震が起きてもおかしくない国土の上に、私たちは生活をしているわけです。 たくさんの温泉があるのも、当たり前なのですが。

 活断層も大きな橋を作るときの地質調査で、私たちの近くにも存在していることが分かっています。 できることなら、少なくとも自分たちは、その活断層の近くには住みたくはありません。 たとえ300年に一度の地震でもです。

 高齢化や核家族化の中で、子供たちも家から出てしまい、高齢者のみの住宅が多くなってきています。 子供を呼び寄せるのか、家を新しく改築するか、はたまたいっそうのこと家を売ってしまって、新たにマンションでも住もうかと考えているかたがたが、増えているのも現実です。

 セミナーを通して、改めて日本の風土や自然条件、木造での建造物のことを考えてしまいました。

逆複式呼吸は鼻で息を吐くことを忘れて

2008-03-06 07:59:55 | 逆腹式呼吸
 私の友人で自称2番弟子といわれる方がいます。 お経は毎日、もくもくと歩きながらでも、風呂に入りながらもそらんじているし、なおかつ座禅もしています。 先日、久しぶりで会いましたので、近況について話をしました。

 いわゆる瞑想の時間は30分だということと、必ずしも毎日ということではないということでした。 また、腹式呼吸は息を吸うときにお腹を凹まし、息を吐くときにはお腹を出すように意識しながら行っているということでした。

 私はそれに対して助言をしました。 先ず、座禅の時間は最低でも1時間はやって欲しいといいました。 45分から1時間ぐらいしないと、体の中の気は滑らかにならないですよ。 30分では肩慣らしだけで終わってしまうことを、分かって貰いました。 肝心の本格的な練習が(たとえば野球などで)、いつも肩慣らしだけで終わってしまえば、いっこうに上達するわけがありません。

 また、腹式呼吸については、鼻で息を吐くことを忘れ、息をゆっくり体の中へ吐いてくださいと。 またそのことがとても大切なことですと話しました。 自分で実際に息が体の中へ入っていくことを体感するために、はっきりと息音が聞こえるように、手本を見せて分かって貰いました。

 友人は座禅や宗教的なもの、癒し系の本を熱心に読んで、私にも読むように勧めてくれます。 本を読むことは決して悪いことではないのですが、本で読んだことを座禅の中で感じて貰う方が、どれだけ大切かを話しました。

 生長を楽しみにしております。

座禅のイメージトレーニングを教えてくれた本

2008-03-03 07:59:40 | 座禅
 私が座禅(静功)を行うのに、イメージトレーニングの大切さを教えてくれた本が、長い間、私の手元から隠れてしまっていたのですが、昨日、ひょんなことから小さな物入れから出てきました。 李紀星著「気功の力」気エネルギーで潜在能力が目覚める(PHP研究所発行) という本です。

 詳細は本に任せることにして、それによれば、8才の時から始めた武術気功の道場で、初めて道教と出会い、武術のほかに気功をはじめとする様々なイメージトレーニング法を学び、そして道教(タオ)についても教えを受けました。

 宇宙・世界を大局的にとらえ、「人」の生を説き明かすタオの教え、それは苦しいとき、悲しいときなどに、自分がいかにもちっぽけなものであるかを理解させ、その都度、著者に救いの手をさしのべてくれたといいます。

 それ以来、いろいろな気功師に師事し20歳の時には、気功によって人々に癒しの行為を施すようにまで、なりました。 今では毎日7時間の修行を49日間周期で繰り返し行いながら、人々の様々な病を気功術によって治療し、その傍ら沢山のイメージトレーニングを研究、開発、実践をしてきたとのこと。

 私自身も、改めて本を読み直してみたいと思います。

座禅は脳を刺激するだけでなく

2008-03-02 10:40:57 | 座禅
 肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんを天から引っ張られているような感じで、上体を維持します。 座布団を尻に敷いて胡坐を組みます(胡坐の組み方にはこだわらなくてもよい)。 目を瞑り(半眼でなくてもよい)口を閉じ、鼻だけで息をします。

 軽く吸って(大きく吸ってもよい)ゆっくり体の中へ、イメージで息を吐いていきます。 大切なことは息を吐くときに、鼻で息を吐くことを忘れ、体の中へゆっくり息を吐くことです。 ただこのような単純な呼吸を続けるだけでよいのです。
 
 吸った息が、口からのどを通して体の中へ入っていくのを、実感しながら吐いていくことが大切です。 体の中へ息が入っていくのを実感するために、息音を聞こえるように出すのも大切なことです。 このような呼吸を逆複式呼吸をいいます。

 逆腹式呼吸は、自己免疫力が自然とついてきます。 いすに座ってもよし、立ってもよし、日常生活のあらゆる場面で、逆腹式呼吸が滑らかにできるようにすることが、とても大切です。 

 座禅(静功)の深化の過程で、体の中を回る気が、脳を優しく癒してくれることも、実感できるはずです。 また、脳だけでなく目と目の間の奥(視床下部)にある上丹田(生きるための元気という気がある)を刺激し、生きる元気に活力も与えてくれることにもなります。

 すべては、静かな暗闇の中での座禅を通して、私自身が感じたものです。

歌をうたう

2008-03-01 16:13:15 | 文化
 子供のころは、ボーイソプラノで音楽の時間などでは、ある意味では得意になって歌ったものですが、思春期になって声変わりになって、ボーイソプラノの声に恥ずかしさを感じ、無理に声をつぶしてしまった経験があります。

 そのころは、道を歩きながら大きな声を出しては、自由な旋律を自然なままに、歌って楽しんでいたものです。 最近になって、自分の歌には自信がないもので、決して上手には歌えませんが、下手でも味のある歌い方をしようと心がけております。

 一人で歌う歌もよいのですが、複数の人間が同じメロディーを一緒に歌うのが好きになりました。 上の旋律とか下の旋律とか分けないで、同じ旋律を歌うのが、歌い手たちの何か特別な雰囲気を作るようです。 同じように歌っても、歌い手の声の質とか、持って生まれたものが違うから、面白いのかもしれません。

 我が家では、いつも嵐のグループの歌が、流れています。 自分ではなかなか歌うことはできませんが、聴いているだけでも、とても気持ちがよくなるから不思議です。 腹の底から体全体を震わすように歌うことは、自分の健康維持のためにも、有効であると常々感じております。