ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅は脳を刺激するだけでなく

2008-03-02 10:40:57 | 座禅
 肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんを天から引っ張られているような感じで、上体を維持します。 座布団を尻に敷いて胡坐を組みます(胡坐の組み方にはこだわらなくてもよい)。 目を瞑り(半眼でなくてもよい)口を閉じ、鼻だけで息をします。

 軽く吸って(大きく吸ってもよい)ゆっくり体の中へ、イメージで息を吐いていきます。 大切なことは息を吐くときに、鼻で息を吐くことを忘れ、体の中へゆっくり息を吐くことです。 ただこのような単純な呼吸を続けるだけでよいのです。
 
 吸った息が、口からのどを通して体の中へ入っていくのを、実感しながら吐いていくことが大切です。 体の中へ息が入っていくのを実感するために、息音を聞こえるように出すのも大切なことです。 このような呼吸を逆複式呼吸をいいます。

 逆腹式呼吸は、自己免疫力が自然とついてきます。 いすに座ってもよし、立ってもよし、日常生活のあらゆる場面で、逆腹式呼吸が滑らかにできるようにすることが、とても大切です。 

 座禅(静功)の深化の過程で、体の中を回る気が、脳を優しく癒してくれることも、実感できるはずです。 また、脳だけでなく目と目の間の奥(視床下部)にある上丹田(生きるための元気という気がある)を刺激し、生きる元気に活力も与えてくれることにもなります。

 すべては、静かな暗闇の中での座禅を通して、私自身が感じたものです。