ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

原子力発電所最前線

2007-06-27 10:03:39 | 社会・経済
 叔父から頼まれて泊り込みの仕事があるから、手伝ってくれといわれ、いわれるままに電車に乗り込み、どこに行くとも言われずのままに、到着駅に近づいてきました。 ひょっとして、原発の関係の仕事ではないだろうなと思っていたのですが、ずばりその仕事でした。

 叔父は、仕事の内容を言えば断られると思ったのでしょう。 結婚して2人の子供が生まれ、勤めていた事務所もやめて、独立して間もない頃の話です。

 原発のそばの下小屋での作業でした。 発電所内で使われていた部品の調子が悪く、アルコールで洗浄した部品を、手作業で直すという仕事でした。

 私の仲間で原発に関心がある人がおり、その影響もありましたので、少しは知識もありました。 作業は1週間ほどで終わりましたが、宿から作業所までみんなでバスで通うのですが、バスの中でひそひそと話す内容が、自然と伝わってきます。

 原発関係で仕事をする人は、奇形児が生まれてしまうということで、怖くて子供を生むことができないという内容でした。 多くの人達は、その事実を知っていて、自分達は生まないという人が殆んどでした。

 私は、例えアルコールで洗浄したといっても、原発内にあった部品を直接、手で触っての作業でしたので、その後、子供を生むチャンスはなかったとはいえ、私自身も、遺伝子を傷つけられたのではないかと、思っています。

 原発で使われる放射性元素は、半減期が非常に長く、その影響を長期間にわたって受けることになります。 私自身は、原子力発電所を造るよりも、自然エネルギーを利用したもの(太陽光発電、風力発電、潮力発電など)が多く造られるほうが、地球に優しいと感じるのですが。