ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

呼吸をしながらイメージする

2006-04-06 08:34:42 | 逆腹式呼吸
 座禅(静功)は、私の生活には関係ないことだと思っていましたが、心臓付近がなんとなくおかしく感じていて、知り合いの看護婦さんに話したところ、カテーテルを足の付け根から入れて検査するという。
 不安を感じながらも覚悟はできていましたが、いやだなあと思っていたところに、大学の級友が座禅(静功)を週に3回受けるといいます。 座禅をすることによって体が改善されればよいなあ という軽い気持ちで始めました。 
 中国からの年配の留学生が先生でしたが、従来、先生に教えてもらうというのが得意ではありませんので、自分なりに本を読んでは自己流で、口を閉じ軽く鼻で吸って、ゆっくり体の臍の下の下腹部にあるといわれている臍下丹田に向けて、息を吐きました。 臍下丹田が活性化するように念じながらです。
 今は、臍下丹田がどこにあるかは分かりますが、始めたころは息が口を通して韻頭部から胸辺りを通り、臍下丹田はどこだどこだと思いながら、吐いたものです。
視覚的に自分の腹部を、上斜めから眺めるようなイメージでみたりして、目指す丹田はどこなんだろうと思い続けながら、呼吸をしてまいりました。
 座禅を始めて1ヶ月半ぐらいになった時、ある日突然臍下丹田辺りと思われる部分が、心臓のように鼓動をはじめました。 いつも座禅は寝る前に布団の上で、薄い座布団をお尻に引いて行っていましたので、すぐ上に向いて動きに任せました。
動きに任せ、その鼓動を楽しむようにしておりましたが、30分以上続いた後、今度は下に下がって、足のほうに鼓動は移ってきました。
 やはり、その鼓動も30分ぐらい続いた後に、その動きは収まりました。 後で分かったことですが、この動きは自発動という動きでした。 呼吸をしながらイメージする、または、イメージしながら呼吸を行うのが、気感(気を感じること)への早道であり、心身ともの健康への道に通じていると思われます。