ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

30分の座禅で座禅を行ったと思わないで下さい 最低でも1時間は必要です

2017-04-09 03:52:06 | 座禅

私が生まれて初めて胡座を組んで、静かに座り続けようと思った時には、真っ暗闇の中で1時間でした。 スタートは気功の中の静かな功ー静功でしたが、意識を一点に集中して座り続けると云う意味では、座禅と変わることはありません。

続けている内に自然と、宇宙とかこの世の創造主のこととかを、意識するようになるからです。

静功の会の先生の云われることには関係なく、自分でもよく覚えておりませんが、無我夢中で深呼吸の要領で、大きく息を吸ってから、出来るだけ長くゆっくりと息を吐いておりました。

ラジオ体操の時の深呼吸や、深海に潜る前にダイバーが大きく息を吸う時に、お腹の皮が背中に着くぐらいに凹ます姿や、極真空手の創始者の大山倍達さんの自伝映画で観た、空手の演武をする時の呼吸法をなどを思い出しながら、ひたすら長く吐く呼吸を行っていました。

感覚的に45分ほど経った時に、頭に上に電子の輪の帽子を被ったような、状態になったのです。 生まれて初めて感じる感覚でしたが、間もなく1時間が過ぎて明かりがつけられました。

それがきっかけで自ら毎晩、半身浴で入浴した後に、隣室で家族がテレビを観ている音が聴こえる中で、部屋を真っ暗にして1時間座り続けました。 日中、電車の中や事務所の机の前で、ちょっとした時間を使って軽く目を閉じて、深呼吸の要領で大きく吐く呼吸を行っていました。

長く息を吐く内に自然と吐く息は、イメージで体の中へ吐いていました。 1ヶ月半経ったときに、突然、自発動と云う体の気が勝手に動き出すことになり、下腹にある臍下丹田が活性化して、心臓のように鼓動をし始めたのです。

私は、これらのことを反芻すると、座禅は、如何にして意識を集中し、心身の深層部までをも静かな状態にすることが、とても大切なことだと感じたのです。 そのためには一定時間、静かに座り続ける必要があるのです。

それが1時間の時間なのです。 はじめが肝心で、初心者だからといって20分や30分の座禅時間では、座禅の本当の意味での真髄は分かりません。



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