ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

私の最初の施主が脳梗塞を再発して天に還ってしまう

2011-11-10 15:04:30 | 健康

 私が独立して、初めて私の施主になってくれた方が、脳梗塞を再発して1ヶ月余の入院生活のうえで、天に還ってしまいました。 見ず知らずの私が、初めて事務所へお伺いし、二つ返事で計画の実行を同意してくれた方でした。

 その計画が実施された以降は、親戚や知人に対して、側面的にフォローをしてくれ、私の生活地盤を作ってくれたのです。

 独立した当時は、ゼロからのスタートでした。 8年間の事務所生活をしただけで、何の地盤・看板もなく独立しました。

 仕事の目途もないのに、あえて精神的な余裕を持つために、テニスを朝早くから3時間ぐらい、へとへとになるまで、コートで知り合った今は心の友と、プレイしておりました。

 小学校に通う通り道になっていたコート。 2人の子供はいつも、そんな私を見ながら学校に通っていました。

 6月ごろに初めて計画の提案を持ち込んで、そのスポーツ施設が複数ある施設を見に、夏休みを利用して家族で見学に行きました。 提案の結果を早く聞きたいのですが、ぐっと我慢して、あえてゆっくりと施主を訪問しました。

 結果的には、ふたつ返事で計画が遂行されました。 私の普段の姿を側面的に、それとなく聞いたところ、あの方は信用できますということに、なったそうです。

 私は、当時、設計事務所に勤めながら、地域にあって、まちづくりのお手伝いをしていたのです。 建物作りでまちをつくるのではなく、人と人の結びつきをつくる街づくりをするんだ、という気持ちが強かったように思い出されます。

 自分が自らそうしようと思ったわけではないのですが、周りがそうするように動いてしまい、結果的に私が、そのラインに乗ってしまうという感じでした。

 何かとお世話になった施主が、天に還ってしまい、改めていま、その当時を思い出すのでした。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のび)
2011-11-14 16:10:07
はじめての施主さんが亡くなられたのは、とても寂しいことですね。
龍之介さんは、建築士さんなのですね。それは、少し驚きです。もう少しゆったりしたお仕事をされているのかなとイメージしていました。姉が建築士でしたので、忙しいイメージがあります。忙しくてもいいお仕事ですね。人と人をつなぐ街づくり…とは、今、とても必要なことだと思います。
返信する
素直に表現することが大切では (龍之介)
2011-11-15 08:51:59
 私達は、生まれたばかりの純な赤ちゃんから、生長と共に様々な刺激を受けます。 自分が考えていること、感じていることを、素直に表現できることが、とても大切ではないかと、いつも思っています。

 素直に表現するということは、作為を持たないことです。 座禅を通して、改めて、いつも自然体でいることの大切さ、素直な表現の大切さを、感じるのです。
返信する

コメントを投稿