私は今では、長く吐く呼吸を行いながらの座禅ではなく、胎息という気の呼吸での座禅を行っています。 上半身を小周天する気の動きは、いつも同じということはありません。 いつも毎日変化しています。
昨日は、おでこの中心にある天目を、絶えず刺激し続けました。 天目は何か特別なことをしようというときに、開いて働きをします。 丁度おでこの中心に目の形で、存在します。
気の世界は、目には見えませんので、自分で感得するしかありません。 宇宙物理学者の方々が、ブラックマターという名前で、未知の物質の解明に取り組んでいます。 いずれの日にか科学的に、解明されることでしょう。
私達人間には、宇宙のエネルギーといわれている気を、コントロールできる能力が、備わっているのではないかと、感じたことがあります。
友人の病気回復を願い、深夜の3時間、彼女(女性という意味)の住まう家に向かって、毎日坐り続けていたときです。 おでこの中心の天目から、私の願いを込めた気が、出て行くのが分かりました。
私は何ら、知識が持ち合わせていたわけではなく、ただひたすら彼女の病気回復を願っただけなのですが。 その時、気が出ていき、目の輪郭の感覚を知ったのです。 ああ、これが天目なのかと。
肩の力を抜きリラックスし、低い座布団をお尻に敷いて、上体の重心が状態の垂直上にあるように坐り、口を閉じ舌は上の歯の付け根にそっと着け、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を下腹の臍下丹田に向けて吐き、吐く息が体の中へ入っていくのを追うようして、そのことだけに意識を集中して、座禅を1時間、毎日続けていけば、早いうちに、座禅の素晴らしさを感得できるでしょう。
ただし、呼吸は深呼吸の要領で、大きく吸ってゆっくり吐く呼吸です。 この呼吸の仕方が、体の生理(肺呼吸と臍下丹田の気の動き)に合っているのです。
セクシャルなエクスタシーを遥かに超える、崇高な至福感を感得することになります。 この感覚が分かってしまえば、座禅が楽しくなってくるのです。 自然と自分の生活サイクルの中に、座禅が組み込まれてくるに違いありません。
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