ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅の状態は毎日が同じということはない

2013-06-10 06:30:58 | 座禅

 私は今では、長く吐く呼吸を行いながらの座禅ではなく、胎息という気の呼吸での座禅を行っています。 上半身を小周天する気の動きは、いつも同じということはありません。 いつも毎日変化しています。

 昨日は、おでこの中心にある天目を、絶えず刺激し続けました。 天目は何か特別なことをしようというときに、開いて働きをします。 丁度おでこの中心に目の形で、存在します。 

 気の世界は、目には見えませんので、自分で感得するしかありません。 宇宙物理学者の方々が、ブラックマターという名前で、未知の物質の解明に取り組んでいます。 いずれの日にか科学的に、解明されることでしょう。

 私達人間には、宇宙のエネルギーといわれている気を、コントロールできる能力が、備わっているのではないかと、感じたことがあります。

 友人の病気回復を願い、深夜の3時間、彼女(女性という意味)の住まう家に向かって、毎日坐り続けていたときです。 おでこの中心の天目から、私の願いを込めた気が、出て行くのが分かりました。

 私は何ら、知識が持ち合わせていたわけではなく、ただひたすら彼女の病気回復を願っただけなのですが。 その時、気が出ていき、目の輪郭の感覚を知ったのです。 ああ、これが天目なのかと。

 肩の力を抜きリラックスし、低い座布団をお尻に敷いて、上体の重心が状態の垂直上にあるように坐り、口を閉じ舌は上の歯の付け根にそっと着け、吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を下腹の臍下丹田に向けて吐き、吐く息が体の中へ入っていくのを追うようして、そのことだけに意識を集中して、座禅を1時間、毎日続けていけば、早いうちに、座禅の素晴らしさを感得できるでしょう。

 ただし、呼吸は深呼吸の要領で、大きく吸ってゆっくり吐く呼吸です。 この呼吸の仕方が、体の生理(肺呼吸と臍下丹田の気の動き)に合っているのです。

 セクシャルなエクスタシーを遥かに超える、崇高な至福感を感得することになります。 この感覚が分かってしまえば、座禅が楽しくなってくるのです。 自然と自分の生活サイクルの中に、座禅が組み込まれてくるに違いありません。



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