ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

自分達の遺伝子に合った食生活をするべきでは

2007-01-29 09:07:28 | 食べ物
 15年にわたって継続的に、アフリカのマサイ族の人と、オーストラリアのアポ二ジア人の、食生活と生活習慣病の調査を行っている方の話が、今朝のテレビで放映されていました。

 土着の生活習慣をしていたときには、塩分の摂取量も最低限の量であり、血液中のコレステロールの量も問題にならない程度であったにも拘わらず、15年後に調査をしたら、塩分の摂取量が倍以上になり、コレステロール量も倍以上になっていて、生活習慣病になってしまっていたということです。

 何が原因かと調べてみたら、食生活が従来、自分たち独自で培ってきた食生活が欧米化し、それとともに本来自分達が守ってきていた食生活を、しなくなってしまったということです。

 その地で生まれ、その地で育つ場合は、本来は、その地で育まれたものを食するべきではないのか、言うのが調査をしてきた方の結論のようでした。 長い間、営々と育まれ、遺伝子が引き継がれて来たのです。 その土地の固有の食べ物を食べて、育っていくのがよいのではないかとのこと。

 丸々と太ってしまった人を、大豆蛋白入りの食事をするように、食事療法を施したところ、1年後には、もう元の体に戻った方が、以前、以後の写真で映し出されていました。
 
 食べ物も欧米化することによって、様々な病気が発生きてしまっているといいます。 私達日本人も、明治以来の欧米の文化は入ることによって、食生活も次第に、肉やパンの生活が多くなってきました。 最近になって、改めて、和食の良さが分かってくることにもなりました。

 


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2 コメント

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誇りを・・・ (marima)
2007-01-29 17:39:48
日本人は、日本人であることに誇りをもっているでしょうか?

私が子供のころなどは、普及し始めたTVで、大量に意図的に、欧米化こそが、立派な文化であるとういうような、宣伝がされていたような気がしています。

日本人はまじめで素直で、頭がよく、向上心もあるために、欧米化を目的としてしまい、自分たちが持っている、築き上げてきた文化を、あっさり否定したように感じています。食文化に関しては、その時々の給食に、食に対する考え方が表れているように感じます。

風土が作り出す食べ物、風土のなかにいる人間、動物、植物・・・・風土という考え方を持っていること事体、日本人のすばらしさを感じます。

私も季節感があって、思いやりがある和食が大好きです。
和食には、思いやりがあると感じます。思いやりを表すことができ、思いやりを感じることができます。
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自給自足の生活が (龍之介)
2007-01-30 08:20:28
 年をとるとともに、魚の煮つけや大根や野菜の煮物が、とてもおいしく感じるようになりました。

 おいしいと思うと同時に、いつまで食べても飽きが来ないと感じます。 ビフテキなどの肉類は、不思議なことに特段、食べたいと思わなくなってしまいました。

 松坂に行った時の和田金で食べたしゃぶしゃぶ、すき焼きなども、食べた記憶は残ってはいるものの、どうせ食べるのなら、フグの薄く切って盛られた刺身を、量はすくなくてお腹が一杯にならなくても、食べたくなります。

 地域で作られたものを地域で消費する自給自足の考え方が、一番よいのではないかと、常々思っています。 そのためには、私達消費者が、生産者とともに育っていく考え方が、必要になってきます。

 国レベルで考えれば、ある程度の関税障壁も必要になってきますが(小規模生産が多いため)、貿易の自由化というある種のグローバル化のために、日本での穀物類の生産も、将来的には難しくなる恐れがあります。

 アメリカでは、着々と生産物の種の研究を進め、農業生産についても、世界を凌駕しようと考えているようです。 私達日本人は、何も過剰生産された牛肉などを、アメリカから買って食べる必要はないのです。

 ところが、日本で生産される牛肉は高く、アメリカの大規模生産される牛肉は、コストも安いため、それを利用する食品業者は、安いものを購入して使います。

 小泉前首相の米国ブッシュ大統領に対するイエスマンの姿が、今の日本社会が持っている状況全てを、物語っているような気がしてなりません。 そろそろ見直すべき時期に、きているようにも感じます。

 その意味でも、戦前まで私達が口にしてきた和食を通して、食文化から見直しをはじめても、よいのではないかと思っております。

 
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