お小食(おこじゅう)と云う言葉を初めて聞いて

元農家の家がいっぱいある中で、多摩ニュータウンが出来上がり、その地に住むようになってから47年は経ったでしょうか、農作業をしている過程で3食の食事以外に、お小食(おこじゅう)と云う空きっ腹に食べる食事があることを、元農家の当時子供だった方から、初めて聞きました。

お茶と一緒に簡単な食べ物を、農作業をしている親のところに届けたと云うことでした。 現在テレビ放映で話題になっている日清のチキンラーメンなども、簡単な食事として重宝されたようです。

お寺のお坊さんなどが家に来られると、そのチキンラーメンにお湯をかけて温まったならば、必ず生卵を乗せて食べてもらったとのことです。 生卵が入っていないと、なんだ卵が入っていないではないかと、不満を述べたとのこと。

私は昨年、亡くなられた日清のチキラーメンを創られた創始者が、亡くなられる寸前まで毎日そのチキンラーメンを食べておあられたというネットの記事を観て、早速買い求めて食べてみました。

カップに入ったチキンラーメンにお湯を注ぎ、蓋をして3分経ったら今度は生卵を割って入れ、かき回してから食べました。 何となく子供の頃に食べたであろう即席ラーメンの味を、思い出しながら頂きました。

テレビの「まんぷく」でのチキンラーメンの出来上がるまでの葛藤を観ていると、創始者の方々の苦労がよく分かりました。 粗悪品の発生を阻止するために、特許を取られたチキンラーメンの作り方を、無料公開したと云うことを観て、改めて感銘を受けました。

因みに近くに「お小食」と云う名のレストランが出来たそうで、一度行ってみたいと思っております。