ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

心はいかにして生まれるか 脳外科医の浅野孝雄さんの話を聞いて

2017-02-05 06:33:38 | 

今朝のこころの時代で、脳外科医の浅野孝雄さんと禅僧の藤田一照師が、心はいかにして生まれるかについて、話がありました。

浅野さんのお父さんは産婦人科医で、子供の頃にお父さんから云われて、座禅の経験がありました。 また、お母さんは、看護士であり助産師でもあり、熱心な浄土真宗の信者であったもので、子供の頃から念仏を唱えるような環境にあったと云うことです。

子供の頃の環境に反発し、一路、科学の世界に進み、脳外科医となりました。 脳手術をする中で患者さんたちと接するときに、脳と心の関係について学ぶため、改めて原始仏教のブッタの教えを学び始めました。

そんな時にアメリカの脳科学者のフリーマンの考えと、ブッタの五蘊(ごうん)の考え方との共通性を感じとったと云います。

混沌の中から秩序が生まれるのが、自然界の定理であると云うことや、フリーマンの云う1000億個の神経細胞が脳の辺縁系(海馬)を、広域的にアトラクター(循環)する中で、無意識状態から0.1秒ごとに変化、循環する過程で意識が形成されていくのだと云う。

五蘊の色、識、行、想、受が燃えている状態の中心に心があると云うブッタの考え方が、脳内の運動領域の行、知覚領域の色、後頭領域の想、視床下部、脳幹の受、分別思考する前頭葉の識が、よく似ているとも云うのです。

久しぶりで私自身も脳内を、リフレッシュ出来ました。



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