ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

気の微妙な動きを楽しみながらも無心になる

2013-03-27 08:44:30 | 座禅

 長く吐く呼吸をしながら座禅を行なっていますと、いずれの時に体の中を循環する気の存在を感得することになります。 

 吐く息を出来るだけ長く吐き、吐く息を体の中の下腹部分にある臍下丹田に向けて吐くことにより、気の通る路である経絡を刺激するからです。 私たちの誰もが、生来持っていた機能である気感を、取り戻すことになるのです。

 私は、自身の坐禅や逆腹式呼吸の実践から、そのことを強く感じます。 お母さんのお腹の中にいたときには、気の呼吸を行いながら生長し、胎外の出来事を気を通して感じているのです。

 自分が体験したことではなく、胎内にいた時の出来事を、生まれてから自分が体験したかのように話す子供がいるといいます。 そのことは、上記のようなことを表しているのでしょう。

 生まれ出た瞬間から、気の呼吸から肺呼吸に変化します。 この時に発するのが、オギャーという泣き声だと感じています。このことも、自身の初めて胎息が出来るかどうかの実験をしてみた時に、息を長く止めてから、息を吸う時に苦しさを感じたことから、言えるのではないかと思われたのです。

 私は静かに吐く息を長く吐きながらも、早期に体の中の気の動きを感じたために(特に頭部ですが)、脳を刺激するその強さ、堅さ、流れるような優しさなどを楽しみながら、いつも1時間座っています。

 その感じ方は、いつも同じということはなく、一日一日が違っています。 ただその楽しさも感じながらも、無心の状態になると、また一段と違う雰囲気になってくるのです。 また、それはそれで楽しいのです。



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