ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

臍下丹田が動けば日常的に気が脳を刺激する

2008-11-13 07:52:09 | 座禅
 胸式肺呼吸で吐く息をゆっくり吐き、吐く息を体の中へ吐くように、吐く息だけに意識を集中しながら、座禅を1時間続けていきますと、いつの日にか気を感じ、気の動きを感じ、下腹のちょっと下にある臍下丹田(気の心臓部にあたる部分)が、心臓のように鼓動をしているのを、感じるようになります。 その鼓動は、本来の心臓の鼓動をはるかに超えて、体全体にその鼓動からくる振動を、与えることになります。

 私達は、お母さんのお腹の中にいたときに感じていた気感を、お腹から出た瞬間から、おぎゃーという泣き声とともに、気の呼吸から空気を吸う肺呼吸に変化し、時間の経過とともに、気感から離れていきます。

 そうはいっても、わずかながらも、臍下丹田の気の心臓は動きますが、その感覚は、忘れ去られてしまいます。 吐く息を意識し、ゆっくり吐くことによって、その気感が、少しずつですが回復してくるのです。

 臍下丹田が動き始めますと、日常的にはいつも、その気の動きを感じながら、生活することになります。 気の通る道(経絡)は、神経の線に沿って流れているといわれ、神経の集中する脳内をも流れ、その気の動きを常時感じることになります。

 目には見えませんが、その気の動きから、さまざまなことを感じることになります。 私は、いつも深夜の1時間の座禅を、楽しんでおります。


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