永山駅までのバスを待っていると、話しかけて来られたご婦人がおり、返す言葉で「この通りの大楓の並木はとても美しいですねえ」と話しました。 更に先日見た姫シャラの艶かしくも輝くようなことを話した後で、出来ることなら姫シャラに話しかけたかったと話しました。
芹沢光治良の神の微笑みに出てきた作者が、大きな古木に話しかけたことを思い出して話した途端に、ご婦人は芹沢光治良のファンで、「人間の運命」を読んで感動したというのです。
更に芹沢光治良と話す伊藤青年にも話が進みました。 神の微笑みに出てくる伊藤青年は、天理教の中山ミキさんの声を伝える形で、作者に話しかけるのです。 私も銀座の画廊で開かれた絵画展に行って、お会いしたことがありますが、勿論ご婦人もお会いしたり話を聴いたりしておりました。
初めてお会いしたご婦人と永山駅までバスの中で、親しく話をさせていただき、私の名刺までお渡しすることになりました。 お名前だけを聞いて、何かあればご連絡下さいと云って、永山でお別れしました。
何か不思議な楽しいひと時でした。