先日の横塚豊茂さんの話の中で、一つ心に残った言葉があります。 他者と比較すると煩悩が生まれると云う言葉です。
私自身は元々、自分と誰かを比較して羨ましいと云う感情を持ったことがありません。 概して一般的に、現況よりより良くなりたいと考えるために、他者の環境と比較してしまいがちですが、私はこれまで一切そのような比較をして、羨ましいと思ったことはありません。
どのような環境の中で生まれ育ったかは、誰もが違って当たり前です。 現在の自分の有り様は全て、自分自身のこれまでの生活態度や、生き方で決まって来ているのです。従って何か問題があれば、自分の生き方を変えていけば良いのです。
他者を比較しないという意味では、私は誰に対しても同じ接し方、話し方をします。 人によって対応を変えることは、とても疲れます。 それよりも誰に対しても同じように接した方が、楽なのです。
建築主の方との話し方も、現場の職人さんとの話し方も同じです。 もちろん、言葉使いも同じです。 肩の力を抜いて、自然に接します。
私の場合、初めて会う方にも、何時も裸で接します。 また何時会えるか分からないからです。 自分の一生の中で、少しでも会って話す機会があれば、自分を曝け出してしまいます。
相手の方も裸で接して頂ければ最高です。 何度か裸になりますが、相手の方が裸になってくれなかった時には、そっと服を着るようにしておりますが。
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