ケトン食がガンを消すーの本を読み進めていますが、作者の古川健司先生が、医学会における毎日の食生活の大切さ、食事療法に対する偏見に対応する大変さを記述しております。
肝臓に欠陥がある方や先天性の糖尿病の方には、糖質制限のケトン食は、ガン細胞の好きなブドウ糖に代わる活性エネルギーが生まれ難いため、適さないと言います。 後天性の糖尿病の方は、少しでもインスリンが産出されているため、効果は発揮されるとのこと。
ケトン食は長期間行うと云うことではなく、目安として3か月行い、血液検査等を行ってガン細胞の状態を把握した後で、一定期間、緩やかなケトン食に変えた上で、医師の観察の下で再度ケトン食を継続して、ガン細胞に栄養源であるブドウ糖の供給を絶って行くようです。
但し、その間、医学的な治療も行って行くと云う。 ケトン食は化学療法の効果も高めると云う。
古川先生が1週間に一度ケトン食を実施している病院での患者さんの血液検査等を実施して、血液中のPHと尿の中のPHを見ると、健康な人の範囲内に入っていたと云う記述もありました。