ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

静かに目を瞑りひたすら呼吸をしながら眠り続ける恩師を見舞いに行って

2016-11-18 10:04:00 | 生命

小学校3年の時に、1年間しか習わなかったけれど大好きな米田健治先生が、今年に入ってから何かと体調を崩し、リハビリのための入院中に、更に変化をきたし救急車で別の病院に入院していると云うので、早速、一昨日お見舞いに行って来ました。

8月中旬に、リハビリの病院を退院したと云うことを、多摩村小学校での教え子の方から聞いてはいましたが、何時もであれば直ぐに私に電話があるのですが、おかしいなあとは感じておりました。

目を瞑りベッドを斜めに起こした状態で寝ておりました。 口を閉じることなく開けた状態でした。 ただし呼吸は元気よく行っているような雰囲気でした。

改めて母の時を思いだしました。 目を決して開けようとはしないのです。 無理に目を開けようとしても、力ずくでも開けまいとするのです。 その時に私は、目を開けると云うことは、とても大変なことなのだと実感したのです。

私たちは普通に目を開けて周りを見ることが出来ますが、体力が衰えた人にとっては、大変な労力がいることなのだと思ったのです。 母の場合は刻み食を食べていたのですが、これとて大変なことでした。 無理に口に入れようとしても、入らないのです。 否、拒絶しているようでした。

多分、米田先生も、そのような状態になるつつあるのかなあと思いながら、声をかけ、手を握りながら、しばらくの間、先生を見つめながらお見舞いをさせていただきました。