ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を1時間続けることによって心身を静かな状態に導く

2016-11-08 02:42:02 | 座禅

私は生まれて初めて、胡座を組んで静かに座り続けた時から、最低でも1時間座っていました。 座禅の素晴らしさを知って、改めて地域で座禅会を行っている禅寺に参禅し、初心者には30分の座禅を2回行うことを体験しました。

その過程で改めて、座禅時間は連続して最低でも1時間は必要であると感じたのです。 何故か、それは心身の深層部までも含めての静かな状態を作り出すためには、必要な時間なのです。 

私は真っ暗な部屋の中で、ひたすら深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸を、体の中へ吐く呼吸を行いながら、静かに座り続けていました。 1時間。 すると微細な脳神経細胞を刺激し、はじめは強く、硬く感じていたものが、次第に柔らかい刺激に変化し、更に時間の経過と共に静かな刺激に変化していくのです。

このような状態が続く中で、ある日、日常的なストレスから解放され、崇高な至福感を感得しました。 政木和三さんの長息呼吸法の本を読んで、改めて脳波が日常的なγ波からα波に変化し、更に静かな状態を作り出すことによって、場合によりθ波になり得ることも知りました。

日常的な変化も現れました。 ただ座っているだけなのに楽しいのです。 更に座っているだけで楽しいのですから、動きのある毎日が、どんなことでも楽しく思えるようになったのです。 例え、それが嫌なことであってもです。