ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅時間は最低でも連続1時間行うべきではないかとも思うのだが

2015-09-09 02:58:37 | 座禅
 禅宗の座禅会では、25分座禅を行い小休止してから、また25分座禅を行う場合が多いようです。 または30分の座禅の後に、30分の講話を行う場合もあるようです。

 私は最低でも連続して1時間は、座禅を行うことが大切であると感じております。 ましてや初心者用の座禅会では、尚更はじめが肝心ですので、1時間行うべきだと思っております。

 何故か。 それは座禅の本質は、心身ともに深層部まで含めた、静かな状態を作り出す必要があるからです。 25分や30分の座禅時間では、野球に例えれば肩慣らしをしたに過ぎないからです。 肩慣らしを何回行っても、本格的な練習にはならないからですが。

 私の体験から考えると、おおよそ45分位経つと、やっと静かな状態になります。 禅僧が修行の時には、45分座禅を行い小休止してから、また座禅を行うことを一日中、連続して行うようですが、これとて45分ではなく1時間行うべきだと感じております。

 静かな状態を出来れば、もう少し延長したほうが良いのです。 

 意識を一点に集中する方法として、壁面の一点を見つめる方法ー曹洞宗と、長く吐く呼吸に集中する方法ー臨済宗黄檗宗があります。 私は曹洞宗のやり方では、座禅を行ったことがありませんが、長く吐く呼吸を行う方が、意識は集中しやすいと思っております。

 但し、禅宗の腹式呼吸ではなく、ここでの深呼吸の要領で行う長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐き入れる逆腹式呼吸法です。 この呼吸法が、体の生理に自然な動きだからですが。