ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

はじめは両手をそっとお腹の上において体の中へ息を吐く

2015-09-12 01:16:01 | 逆腹式呼吸
 寝ながら行う長く吐く呼吸は、両手をそっとお腹の上に置きます。 肩の力を抜いてリラックスして上を向いて寝ながら、親指はお臍に付けるようにします。

 出来るだけ長く吐くために深呼吸の要領で、大きく息を吸います。 はじめは出来るだけ息を一杯吸おうとすると、胸が拡がるように吸いますが、慣れる内に知らず知らずに自然と下腹が凹んでいます。

 目は軽く瞑ります。 吐く息は気管支を通り胸を通り、お腹を通り足裏から吐き出すようにします。 出来るだけ長く吐きます。 全部吐き切る寸前で軽く息を止め、また大きく息を吸います。 この吸う、吐く呼吸を自然の流れるように繰り返し行います。

 これが寝ながらの呼吸-寝ながらの座禅の基本です。

 息を体の中に吐き入れる時には、息が体の中へ入っていくのを追うようにして吐きます。 息が体の中へ入っていくのを、自分自身が実感出来るように、息音が聴こえるように吐くのがコツです。

 私も当初は、上記のように長く吐く呼吸を行っていましたが、現在は両手は体から離して布団の上においています。 からだにくっ付いていると気がショートサーキットして、体が熱くなってしまうからです。 また長く吐く呼吸は行わず、胎息という気の呼吸を行いながら、静かに体の中を循環する気の動きを楽しみながら、寝ております。