ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

テレビを見ながら長く吐く呼吸を行ってみる

2014-05-30 06:10:30 | 逆腹式呼吸

   私は、座禅を始めた当初、長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸に慣れるために、テレビを見るときにも、軽く目を瞑ってテレビの音を聴きながら、長く吐く体の中へ吐く呼吸を行っていました。 普通の胡坐を組んで。

   我が家では床の上に座布団を敷いて座る生活をしています。 テレビを見るときでも、座布団の上に胡坐を組んで座ります。 テレビに向かって軽く目を瞑ります。

   上半身は天から引っ張られているような感じで、上半身を維持します。 肩の力は抜いてリラックスします。 深呼吸の要領で大きく息を吸って、出来るだけ長く吐く呼吸を行います。 吐くときにはイメージで体の中へ吐きます。

   テレビの音は聴こえるも、体の中へ入っていく息を追いながら、そのことだけに意識を集中します。 意識を一点に集中する訓練にもなります。

   あらゆる場所、時間に、長く吐く呼吸、体の中へ吐く呼吸を続けることによって、いつの日にか家族から、何か「ウン」とか「スー」とか変な音が聴こえると云われたとき、自分自身が無意識の内に、吐く息が体の中へ入っているのを気がつくのです。

   自己免疫力が自然とつく、ここでいう我流の逆腹式呼吸を、感得したときなのです。