長く吐く呼吸を行いながらの座禅を行う動機が、なかなかつかめない方にとって、寝ながらの長く吐く呼吸は、抵抗なく出来ることです。
出来るだけ低い枕をして、上を向いて寝ます。 目は軽く瞑ります。 両手は親指がお臍の上になるようにして、そっと置きます。 両手を添えることで肩に力が入るようであれば、無理に親指を、お臍の上にはおく必要はありません。
深呼吸の要領で大きく息を吸って、出来るだけ長く吐きます。 口は閉じ鼻だけで呼吸を行います。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けます。 吐く息はイメージで体の中へ、出来るだけ長く吐くようにします。 体の中へ吐く呼吸に慣れたならば、今度は息が、体の中を通り足の裏から出来ていくような感じで吐きます。
大きく息を吸って、出来るだけ長く吐く呼吸を、ひたすら続けます。 眠くなったならば無理をせず、そのまま眠ってしまいます。 体の中へ息を吐く癖を、自分のものにしてしまいます。
いつもそのように体の中へ吐く呼吸を行っていると、いつの間にか気がつかない内に、意識しなくても体の中へ吐く呼吸を行っている自分に、気がつきます。
体の中へ吐く呼吸が、実は自己免疫力を高める呼吸法なのです。