ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

寝ながらの長く吐く呼吸を行ってみる

2014-05-29 07:20:52 | 逆腹式呼吸

  長く吐く呼吸を行いながらの座禅を行う動機が、なかなかつかめない方にとって、寝ながらの長く吐く呼吸は、抵抗なく出来ることです。

   出来るだけ低い枕をして、上を向いて寝ます。 目は軽く瞑ります。 両手は親指がお臍の上になるようにして、そっと置きます。 両手を添えることで肩に力が入るようであれば、無理に親指を、お臍の上にはおく必要はありません。

   深呼吸の要領で大きく息を吸って、出来るだけ長く吐きます。 口は閉じ鼻だけで呼吸を行います。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けます。 吐く息はイメージで体の中へ、出来るだけ長く吐くようにします。 体の中へ吐く呼吸に慣れたならば、今度は息が、体の中を通り足の裏から出来ていくような感じで吐きます。

   大きく息を吸って、出来るだけ長く吐く呼吸を、ひたすら続けます。 眠くなったならば無理をせず、そのまま眠ってしまいます。 体の中へ息を吐く癖を、自分のものにしてしまいます。

   いつもそのように体の中へ吐く呼吸を行っていると、いつの間にか気がつかない内に、意識しなくても体の中へ吐く呼吸を行っている自分に、気がつきます。 

   体の中へ吐く呼吸が、実は自己免疫力を高める呼吸法なのです。