ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

胡坐を組んで長く吐く呼吸をやってみる

2014-05-31 07:13:22 | 座禅

 あらゆる機会、場所で長く吐く呼吸を行ってみて、慣れてきたならば今度は改めて、胡坐を組んで長く吐く呼吸を行ってみます。 胡坐は難しい結跏趺坐ではなく、座布団の上に普通の胡坐で座ります。

  両手も輪を作るような法界定印(ほっかいじょういん)ではなく、手のひらを上に向けて重ねるようにして、膝の上に置きます。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けておきます。 

  上半身は、肩の力を抜いてリラックスし、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、維持します。 足は慣れるまでは痺れますが、長く吐く呼吸を行うことによって、次第に痺れは感じなくなってきます。

  胡坐を組んで上半身を空におくことによって、深化の過程で宇宙との一体感を感じるようになります。 また静かに長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸を行うことによって、体への微妙な変化を感じやすくなります。

  私自身は、体への微妙な変化を楽しみながら、座禅を行ってきた結果、長い間続けられたと思っております。 胡坐を組んでの座禅も、慣れるに従がって、最低でも1時間は行うようにします。

  1時間続けることによって、日常的なストレスから解放され、セクシャルなエクスタシーを遥かに超える、崇高な至福感を感得できるからですが。