ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅を通して宇宙を想い宇宙を感じ宇宙と一体になる

2014-04-23 06:13:17 | 座禅

  私が座禅を始めて、宇宙のことを色々と考え始めたのは、「無」のイメージを行ったときからです。 長く吐く呼吸を行いながら、宇宙ロケットから地球を眺めながら、次第に離れていくイメージを行ったときです。

   宇宙ロケットから地球を見る映像を思い出します。 大きく見える地球を眺めると、茶色い大地と青い海、そして白い雲が見えます。 地球から少しずつ離れていきます。 するとバスケットボールぐらいの大きさに見えます。

   更に離れていくとソフトボールぐらいの大きさに見えます。 更に離れていくとピンポン玉ぐらいの大きさに見えます。 更に離れていくと点にしか見えなくなります。 

   更に離れていくと、今度は何も見えなくなり、気がつくと真っ暗闇の広大な宇宙に、自分ひとりがポツンといます。 すると耳が子供の頃に水の中に潜ったときに感じる、「シーン」という状態になります。 

   私は広大な宇宙に、見えるか見えないか小さな自分がいるという、 殆ど「0」に近い状態をつくることによって、ちょっと特殊な状態がつくりだされることを感じました。

   それ以来、宇宙について考えるようになったのです。 そして座禅の時には、宇宙と一体になることも、イメージして見ました。 宇宙を想い、宇宙を感じ、宇宙と一体になると、体に微妙な変化をもたらします。 何かが、そこにあるのではないかと思うのです。