冬は手を布団から出して寝ると寒いので、布団の中で体から少し離して手を軽く握り、足を開いて大の字になって寝ます。 夏は両手を水平気味にして、いわゆる大の字になって寝ます。
座禅を始めた当初は両足を揃えて、両手をお腹の上において寝ていました。 特に親指をお臍の上に置くようにしてです。
今では足を揃えて両足をくっつけて寝ようものなら、熱くなって熟睡できません。 従がって足は広げて寝るのです。 両手も体にくっついていると、同じように熱くなって寝ることが出来ません。 従がって両手も体から離して寝ます。
いつも上を向いて寝るのですが、たまに横になって寝ることがありますが、その姿勢ですと、両足も両手もくっついてしまいますので、当然のごとく目が覚めてしまい、熟睡することは出来ません。
従がって、いつも上を向いて大の字になって、寝ることになります。
座禅のときも、寝ているときでも、血流の流れが良いのです。 冬の冷たい布団の中に入っても、寒く感じるのは一瞬で、すぐ体は温まってしまいます。
敷布団は無圧布団を使い、掛け布団は羽毛布団を使い、枕も羽毛です。 寝ている時も起きている時も、体の中を流れる気を感じながら、毎日の生活を送っているような感じがいたします。