ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

免疫力を高める長く吐く体の中へ吐く逆腹式呼吸

2014-04-11 06:13:12 | 逆腹式呼吸

 深呼吸の要領で大きく息を吸って、出来るだけ長く吐きます。 出来るだけ長く息を吐こうとするときには、はじめに大きく息を吸ったほうが、長く吐けるのです。

  口を閉じ鼻だけで呼吸を行います。 吐く息は、イメージで体の中へ吐きます。 吸った息が少し喉の辺りに残っていますが、その息が喉から気管支を通って、胸から下腹に向かって入っていくのを、追うようにして、そのことだけに意識を集中します。 私はこの呼吸を、逆腹式呼吸と呼びます。

  大きく吸って、長く吐く呼吸を、ただひたすら続けます。 舌は上の歯の付け根に、そっと付けておきます。 この長く吐く呼吸を行い、体の中へ入っていく息を追うように、そのことだけに意識を集中して、座禅を行っていますと、あっという間に1時間は過ぎていきます。

  イメージで体の中へ息を吐くことによって、自分では分からないかも知れませんが、宇宙に無尽蔵にある気が、体の中へ入っていきます。 その気は、眠っていた経絡(気の通り道)を刺激し、その通りを良くして行きます。

  体の中へ入っていった気は、体の中へは貯まらず、私たちが良く知っている経絡上にある気のツボから、排出されます。 この長く吐く体の中へ吐く呼吸を、続けることによってツボでの気の調節が、良くなっていきます。

  鍼や灸でツボに施術するのは、病とツボの部位の関係が、分かっているからですが、常に逆腹式呼吸を行っていれば、免疫力が高まり、病気になりにくい体をつくっていきます。 また例え病気になったとしても、軽くて済むのです。

  病にかかると、その関係する気のツボの調節の機能が低下するのですが、そのツボを改善するために、鍼や灸の施術を行っているのです。

  日常的に、逆腹式呼吸を行う癖を、付けたいものです。