ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

脳血管が詰まって神経障害があっても経絡は生きています

2013-05-17 07:04:36 | 

 生来、意識してこなかった呼吸を意識し、吐く呼吸だけ出来るだけ長く吐き、吐く息を下腹にある臍下丹田に向けて吐き、吐く息が体の中へ入っていくのを追うようにして、そのことだけに意識を集中することによって、今まで感じることがなかったことを感じるようになります。

 それは、残念ながら目には見えませんが、自分自身では感じることが出来ます。 これは私たちの誰もが、生来持っていたものを回復したに過ぎないものです。

 宇宙の研究者が、ダークマターと呼んでいるものの一種と考えられます。 宇宙に大量に存在しているといわれています。 それが「気」です。

 私たちの体の中にも、存在していますが、自分では感じにくく、分かりにくいものです。 鍼とか灸のツボは、体の中を通る気の路―経絡にある気の通りを調節する弁です。

 血管が神経と絡み合うように流れているように、経絡も神経の腺と絡み合うように流れていると、云われています。 したがって上記のような呼吸法―逆腹式呼吸を行うことによって、気の通りも良くなります。

 気の通りが良くなると、神経の腺をも刺激します。 脳内には、微細な神経細胞がありますが、と同時に微細な経絡も存在します。 日常的に逆腹式呼吸を行うことによって、時間がかかっても、次第に脳内の神経細胞も刺激を受けて、半ば死んでいたような神経細胞も、生き返ってきます。

 この逆腹式呼吸を早く取り組めば取り組むほどに、回復のスピードは速まると考えられます。