ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

構造計算書の偽造について思う-4

2005-12-01 07:52:24 | 社会・経済
 構造計算書の偽造問題について、何故偽造が分かったのかがはっきりしました。 1.5年前に、姉歯建築事務所が構造計算されて日本ERIに確認申請されたものが、元請の設計事務所が疑問を持ち、親しくしている構造事務所の方にみてもらい偽造がわかり、その事実をERIに話しましたが、結果的には握りつぶされてしまったことがあり、そのことをイーホームズに連絡し、姉歯建築事務所の申請は注意されたしと話されたとのこと。 それを受けてイーホームズでは早速内部監査をし、とりあえず建築中の物件につき精査したところ、偽造がわかり公表に向けて動いたと言うことでした。
 イーホームズは、自ら公表することによって民間確認検査機関としての業務を国土交通省から、取り消しを余儀なくされてきています。 国会でイーホームズの社長が、日本ERIの内部で偽造問題を隠蔽したことを公表すると、日本ERIはすぐさま弁護士を通して、名誉毀損でイーホームズを訴えると記者会見しましたが、舌も乾かぬ昨日になって、姉歯建築事務所が関わった構造計算書に偽造が分かり、強度不足の建物があったと発表しました。
 考えてみると、早期に偽造が分かった段階で、日本ERIが公表していれば今日のような多くの建物の居住者を、路頭に迷わせることもなかったはずであり、民間確認検査機関として最大手の日本ERIの責任は、自らの恥(偽造を見抜けなかったこと)をあえて公表することによって、建築主、建築設計事務所、建築会社の責任を告発したイーーホームズよりも重いと言わざるを得ません。
 ましてや、イーホームズが免許取り消しの方向で進む中、ERIは検査員を200名増員して再発防止に向けて動くと言う。 重ねて言いますが、偽造を握りつぶした日本ERIのほうがイーホームズより、もっと悪く、免許を取り消されなければならないのは、日本ERIと言うことになりますが、どう思われますか。