植物から作った薬草が副作用もなく体に効果があります

　アフリカのある国ではエイズ（免疫不全症候群）が流行っており、その治療対策が深刻な問題となっているといいます。　
　欧米の合成薬である治療薬は高く1年間で1万ユーロかかり、尚且副作用が出るといわれています。　所得水準の低いその国の人たちはとても手が届きません。　したがって、地元の医師たちはその国のもとからある植物を、主体とした薬を調合して治療薬として使っていて、すぐには効きませんが副作用もなく効果も上がっているとの事でした。　費用も1年間で10ユーロしかかかりません。
　欧米の治療薬は、その合成薬を時間とお金をかけて副作用を認めながらも、治療薬として医学界に認知され使用されていますが、そのアフリカでは、その植物を主体とした薬の治療効果を調べるための費用の捻出も、ままにはなりません。
　考えて見ますと、私どもの国でも昔からあるいわゆる漢方薬に似ているようにも思います。　漢方薬は、すぐには効きませんが、副作用もなく長い目でみると効果があるといわれております。　そのように考えていきますと、科学万能の欧米社会に対しても、ちょっと懐疑的にならざるを得ません。　古からの人々の知恵と言うものに対して、もう少し敬意を払っても良いのではと思ったしだいです。