この花を見たことのある方は少ないのではないかと思います。
ほんとは一面に咲くのですが、その時期、撮りそこないました。
一面に咲くころ、早朝、あっという間に、摘み取られてしまうのです。
これは「煙草(たばこ)」の花です。
「煙草」は、南米原産のナス科の一年草だそうです。
花は「葉」の成育にとっては不都合のため、摘んでしまうのです(「芯止め」というようです)。
下の写真に、花が切られた跡がたくさん見えます。これが煙草の畑です。
この花は、少し遅れて咲いたのです。
蕾がいっぱいあり、全部咲くときれいなのですが、その前に摘み取られてしまいます。
昨日の夕方、明日の朝はもう少し咲いているだろう、と思って撮らずにいたのですが、
今朝行ってみたら、摘まれていました。
これは、今朝になってようやく一輪咲いた咲き遅れの花です。
まだ完全に咲いた状態ではありません。
またすぐに摘み取られてしまうでしょうから、今日は急いで撮りました。
このあたりは、「煙草農家」が、多分昔は「桑畑」だったと思われる畑で広く栽培していました。
けれども、世の中の「煙草ばなれ」が進んだせいか、今年あたりから、栽培面積が一気に減り、今度は「落花生」が主役になっています。
「落花生」も今が花どきです。